会場のファンらに向かってピースサインをするSPEED(撮影・松井愛子)
「a‐nation’10 powered by ウイダーinゼリー・大阪公演(デイリースポーツ主催)」(22日、長居)
前日に甲子園球場で沖縄・興南高校が春夏連覇を達成した勢いを引き継ぐように、「a‐nation」初出演のSPEEDが大阪・長居スタジアムを沖縄色に染め上げた。
兄と姉が興南高校出身の上原多香子(27)は「今年はここまで夏らしいことが何もできてなかったので、広い野外ステージに立てて楽しかった。そこに地元校の優勝が重なって、本当に最高でした」と喜びの相乗効果をかみしめた。
決勝戦は移動と重なりテレビで観戦はできなかったが、島袋寛子(26)も「次々に連絡が入ってきて、すぐに興南が勝ったんだと分かりました」と満面の笑み。「いろいろな人から『エースの島袋選手は親せきなの?』とこれでもかと尋ねられました。血縁はないんですけど、そのまま『親せきです』と否定せずにいておこうかと思うくらい、うれしかったですね」とさらに笑顔をはじけさせた。
沖縄旋風に後押しされるように、ステージでは「Body&Soul」「STEADY」「Wake me Up!」など90年代を席巻したヒットナンバーを連発。
さらに、18枚目のシングルとなる新曲「指環」(9月1日発売)も柔らかに歌い上げ、島袋は「幅広い世代に優しい気持ちを伝えられたらと思って歌ってる曲なので、今日のようにいろいろな方が来られるスタジアムで歌えたことはすごく意味のあることだと思う。とにかく、とにかく、楽しかったです!!」と充実感をみなぎらせていた。