「ａ‐ｎａｔｉｏｎ’１０ ｐｏｗｅｒｅｄ ｂｙ ウイダーｉｎゼリー・大阪公演（デイリースポーツ主催）」（２２日、長居）
エイベックスのアーティストが集う全国ツアーライブ「ａ‐ｎａｔｉｏｎ’１０ ｐｏｗｅｒｅｄ ｂｙ ウイダーｉｎゼリー」の大阪公演（デイリースポーツ主催）の最終公演が２２日、大阪・長居スタジアムで行われた。地元関西出身の倖田來未（２７）や初参加となる４人組ユニット「ＳＰＥＥＤ」が大阪の夏を盛り上げる熱いパフォーマンスを披露。２日間合計１０万６千人の観客が夏の祭典に酔いしれた。
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開演を待ち構える観客が総立ちになった。今年でデビュー１０周年を迎える倖田來未の名前が画面に現れると、観客は大歓声で迎えた。
オープニングからサプライズ演出だった。夏らしいオレンジや黄色のヘソ出しドレスで倖田は登場。しかし、姿を見せたのはステージではなく、舞台下手の客席と客席を仕切る通路にトロッコに乗って現れた。客席の近くを横切る倖田にファンはクギ付けに。
倖田のトップバッターは０６年の名古屋以来。関西出身だがトップバッターとしての大阪登場は初めてで気合もみなぎっていた。
会場を一気に“倖田ワールド”に引き込むと、勢いそのままにエネルギッシュな歌とダンスを見せつけた。上半身裸の男性ダンサーと妖艶（ようえん）な踊りを繰り広げ、セクシーなステージを展開。倖田は「やっぱり大阪は熱い。最高やな〜」と地元関西の盛り上がりに大満足。
倖田の言葉に反応して会場の熱気はさらに上昇。テンションが最高潮に達する中、ダンスチューン「Ｌｏｌｉｐｏｐ」で一気に畳みかけた。
最後は「タオルを振って〜」とシャウト。５万３千人が一体となりタオルを回す“倖田旋風”が巻き起こると投げキッスを送ってフィニッシュ。デビュー１０周年の貫禄を見せる圧巻のパフォーマンスでトップバッターとして会場を温めた。
終演後、「たくさんのお客さんと一緒に歌って踊れてさすが地元関西。勢いを感じました。最高に楽しませていただきました」と“凱旋”ライブを満喫。１０周年の夏を最高の形で飾った。