世界ランカーを撃破して引き揚げる大沢
「プロボクシング」(21日、住吉区民センター)
メーンのSフェザー級8回戦では、東洋太平洋同級13位の大沢宏晋(大星)が2ー0の僅差判定でWBC世界フェザー級13位のアブラハム・ロドリゲス(メキシコ)を破り、世界ランク入りを濃厚とした。両者、決定打のないままラウンドを重ねたが「ポイントのことなど考えず必死に打っていった」と最終回に前に出た大沢がジャッジのうち2人の支持を得た。スコアは77ー76、77ー75、77ー77。
セミのSフェザー級8回戦では、ペルー出身の伊波パブロ・カスティーヨ(真正)が2回に右ストレートを浴びてダウンしながらも真っ向からの打ち合いでばん回し、05年新人王フェザー級西軍代表の伊藤康隆(中日)と0-1の判定で引き分けた。
21日、同会場での昼の部の全試合結果は以下の通り。
▽4回戦
川崎良晃(SFマキ)×判定0ー3○小柳一樹(倉敷守安)
川東大道(クラトキ)○TKO3回1分32秒×山本淳央(神拳阪神)
波田賢汰(真正)○TKO3回終了×北村忠靖(陽光アダチ)
長谷川修平(SFマキ)○TKO1回30秒×入江弘樹(京拳)
矢野浩章(黒潮)×判定0ー3○森分亮次(中外)
▽6回戦
山口伸也(真正)○TKO3回2分30秒×松原章訓(倉敷守安)
▽8回戦
伊波パブロ・カスティーヨ(真正)△引き分け0ー1△伊藤康隆(中日)
大沢宏晋(大星)○判定2ー0×アブラハム・ロドリゲス(メキシコ)
(2010年8月21日)