ボールに追いつけずコートに倒れ込む浦田=せんなん里海公園(撮影・石湯恒介)
「ビーチバレー全日本女子選手権最終日」(22日、せんなん里海公園)
ビーチバレージャパンとの2週連続優勝に挑んだ浦田聖子(29)、西堀健実(29)組=フリー=は、準決勝で尾崎睦(湘南ベルマーレ・サテライト)、金田洋世(上越マリンブリーズ)組にストレート負け。3位決定戦には勝利したが、ロンドン五輪挑戦に向けたスポンサー獲得へ、残りの国内大会での必勝を誓った。大会は尾崎、金田組が決勝で楠原、三木組を下し優勝した。
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3位決定戦に勝利しても、はじけるような笑顔はなかった。2週連続優勝に挑んだ浦田、西堀組だったが、準決勝では尾崎、金田組に完敗。浦田は「連続優勝を狙っていたので、すごく残念」と、悔しさをにじませた。
優勝した先週から耳ツボジュエリーと、ハチマキをつけた姿でプレー。“つぼ八”ペアとして、新たなキャラクターを確立した。その効果もあり、今回から西堀の両腕に腕章ロゴスポンサーがついたが、いまだ所属先を含めた大型のスポンサーはいない。
来年にはロンドン五輪に向けた出場権争いも始まるだけに「オフにはその辺の営業回りも考えてます。だから今は私たちが実力をつけないと。国内では一つでも多く勝ちたい」と、浦田。9月からは国内ツアーの連戦。名刺代わりの実績づくりへ、美人ペアが躍動する。
(2010年8月22日)