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◆ビーチバレー 全日本女子選手権最終日 ▽決勝 尾崎・金田2―1楠原・三木(22日、大阪・せんなん里海公園)決勝などを行い、尾崎睦(25)=湘南ベルマーレ=、金田洋世(25)=上越マリンブリーズ=組が楠原千秋(34)、三木庸子(33)=ともにフリー=組を2―1で下し、初優勝を飾った。尾崎・金田組は準決勝で、11月の広州アジア大会代表の浦田聖子(29)、西堀健実(29)=ともにフリー=組を破って勝ち上がり、今季国内2勝目を挙げた。
フルセットの決勝戦。猛暑に負けず、最後まで強烈なスパイクを打ち続けて優勝した尾崎と金田は「よっしゃあ~!!」と抱き合った。先週のビーチバレージャパン2回戦で敗れた浦田・西堀組に準決勝で雪辱し、決勝では08年北京五輪代表の楠原に勝利。尾崎は「勢いが出たら止められないイケイケムードです」とニヤリ。“へそピアス”が光る金田も「地元が大阪なんで、メッチャうれしい」と笑みがはじけた。
「アサクサ」の草野歩(24)=エスワン=と昨季ペアを組んでいた尾崎と、ビジネスホテルに勤務する金田。今季から結成し、7月の国内ツアー第3戦・中之島大会に次ぐ2勝目。もっとも結成直後に参戦した春の海外ツアー下部大会で大げんかし、解散の危機に直面。とことん話し合って乗り越え、きずながさらに深まったという。
スピードとレシーブ力は国内敵なしだが、資金不足で海外ツアーに出場できず、現在の世界ランクは日本勢4番手の136位。優勝賞金100万円の使い道は「プチ整形か豊胸」と笑わせた尾崎は、「ロンドン五輪を目指してるのでスポンサー募集中です」と訴えた。
その尾崎は夏の甲子園で準優勝に終わった東海大相模高出身。「私が代わりに優勝してリベンジしました!」と後輩たちの分までガッツポーズ。群雄割拠の日本女子ビーチ界で「オザカネ」がロンドンの星になる。
(2010年8月23日10時36分 スポーツ報知)