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◆中日2─3ヤクルト(22日・ナゴヤドーム)中日はあと1イニングで、阪神と巨人に0・5ゲーム差に詰め寄るところだった。ところが、9回に登板した岩瀬がまさかの2失点。悪夢のような逆転負けが待っていた。
「しょうがない。この(継投の)順番で負けたら。きょうは、たまたま打たれたということ。ただ、それだけ」。落合監督は岩瀬を責めることはなかったが、これだけ言い残すと会見を終えた。今季最短の数十秒の会見時間が、この敗戦の重みを物語っていた。
岩瀬は先頭の宮本の左前安打から1死二塁のピンチを招き、代打・デントナと青木に連続四球。一試合2与四球は今季初めて。「(球が)高かった。きょうは、それを修正できなかった。打たれるならまだしも、四球2つじゃいけない」。1死満塁から、田中の二塁内野安打で同点にされ、飯原に一、二塁間を破られた。セーブ機会での救援失敗は今季3度目。リーグトップの33Sをマークする守護神が、6月7日西武戦(ナゴヤD)以来の2敗目を喫した。
攻撃陣も暗い影を落とした。1点を追う9回1死二塁。3番に打順が回ってきたが、打席に立ったのは和田でなく、途中出場の中村の代打・堂上剛だった。打率トップを走る主砲は左足を故障しているため、6回の守備で交代していた。「けが? 大丈夫。打つしかない。そのひと言」と力を込めたが、ヤクルト3連戦で10タコ。この不振もあり、ナゴヤDでは5カードぶりに負け越した。24日から巨人戦(東京D)。和田が復調しなければ、打ち合いでは分が悪い。
◆中日・岩瀬のセーブ機会での救援失敗
★6月7日(西武戦) 通算250セーブに王手をかけていた守護神は、2点リードの9回から登板。ところが、記録達成の重圧からか、連続安打と四球で無死満塁のピンチを招き、高山、石井義に連続適時打を浴びて3失点。21試合目の登板で初黒星を喫した。
★7月31日(阪神戦) 1点リードの9回から登板。1死から新井に左二塁打。ブラゼルを三振に仕留めたが、代打・狩野、城島にまさかの連続死球。ここで浅井に遊撃への適時内野安打を浴び、土壇場で同点に追いつかれた。
(2010年8月23日10時59分 スポーツ報知)