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菅首相“大票田”新人議員取り込みに躍起

 民主党代表選(9月14日投開票)は同1日の告示まで10日を切った。再選を目指す菅直人首相は、23日から“大票田”である党衆参新人議員との対話集会を開催。一方、菅政権に批判的な小沢一郎前幹事長に近い山岡賢次副代表は22日、小沢氏が25日に自身の政治セミナーで行う講演内容を見極めた上で26日にも直接出馬要請する考えを表明。各グループが相次いで会合を予定するなど、週明けから党内の攻防が激化する。

 首相が開く対話集会の対象者は、新人衆院議員144人と先の参院選で初当選した13人の計157人。23日から3日間、建て替えられた新衆院議員会館の首相の部屋で、地域、衆参両院別に計6グループに分け、1日2回、各1時間ずつ行う。

 首相は参院選大敗の責任を認めた上で引き続き政権運営に当たる決意を伝える。「新人らと十分に話す機会を持てなかった」(首相)との反省から、党内の声にじっくりと耳を傾ける姿勢で再選への理解を得たい考えだ。首相側は、3日間で全対象者の3分の2に当たる100人程度の参加を見込んでおり、これを上回るかどうかが首相の勢いを探る1つの目安となる。

 小沢氏周辺によると、小沢氏は自らの政治セミナーに日程をぶつける形で首相側が対話集会開催を決めたことに不快感を表明。「小沢チルドレン」と呼ばれる衆院当選1回の議員の多くは小沢氏の影響力が特に強いとされ、影響下にある新人議員に首相との対話集会への参加を取りやめるよう指示を出したという。

 首相グループは23日、事実上の決起集会となる会合を、国会近くの憲政記念館で開き、結束を確認する構えだ。

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