武豊騎手(右から2人目)ら日本中央競馬会の騎手が参戦し行われた「ばんえい競馬」=23日夜、北海道帯広市の帯広競馬場
北海道帯広市の「ばんえい競馬」で23日夜、武豊騎手ら日本中央競馬会(JRA)のトップジョッキーが騎乗する模擬レースが行われた。武騎手は2レースで7着と6着。「悔しい。迫力があるし簡単じゃなかった」と苦笑いしていた。
鉄ソリを引いた体重1トンもの大型馬が、坂のある障害コースを走る北海道独特の競馬。厳しい運営が続いており、レースはJRA騎手らが協力して2007年から開催されている。今年は初参加の武騎手ら10人が参戦した。
ばんえいの騎手も補助役で同乗し、二つの障害を越える2レース(各200メートル)に挑戦。JRAの名手も鉄ソリは勝手が違う様子で、武騎手の弟幸四郎騎手が落馬ならぬ“落ソリ”のアクシデントも。総合優勝は藤岡佑介騎手。
処分寸前からの異例の復活で話題を集める13歳の牡馬「ゴールデンバージ」も2回目のレースに出場。7着だったが場内を盛り上げた。
(2010年8月23日)
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