ニュース特報

2010年08月23日号

【政治と検察】
原口総務相の小沢氏出馬牽制に対し本紙は「『有罪の判決が出るまでは無罪』は一般的な論理、総理大臣候補は『無罪という判決があるまで無罪ではない』が原則」とコメント


●読売新聞配信記事
 読売新聞は22日、「原口総務相、小沢氏出馬けん制を強く批判」という見出しで次の記事を配信した。
 原口総務相は22日、民主党代表選への出馬を検討している小沢一郎前幹事長に対し、今秋予想される検察審査会の議決を持ち出して出馬をけん制する声が党内で出ていることについて、「昨日、今日と検察審査会についての言及があるが、推定無罪の原則が民主主義の鉄則だ。民主主義の原点を踏み外した発言はすべきじゃない」と強く批判した。

 佐賀市内での党会合で語った。原口氏はその後、記者団に「検察審査会によって、一国の国家の代表を決めるようなことではない、というわきまえた行動が必要だ」と強調した。

 党内では、小沢氏の資金管理団体「陸山会」をめぐる政治資金規正法違反事件での検察審査会の議決に関し、岡田外相や渡部恒三・元衆院副議長ら菅首相を支持する議員やグループから、小沢氏に出馬しないよう求める指摘が相次いでいる。

●本紙のコメント
「『有罪の判決が有るまで無罪だ』といい言う一般的論理を総理大臣候補に当てはめるのはおかしいと思う。一般人と小沢氏は違う。小沢氏のような権力者は

厳しい説明責任が求められる。『無罪という判決があるまで無罪ではない』のである。一般的な推定無罪の原則を総理大臣候補にごうごう担ごうとする人物に当てはめて『民主主義の原点を踏み外した発言はすべきじゃない』と非難するのには共鳴できない。制度がある以上、小沢氏は検察審査会の結論がでるまで立候補を勧めるのはいかがなものか」


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