明治１０年４月に創業した佐藤工業（株）が前身であり、総合建設工事業者として建築及び土木工事を主力にアスファルト合材の製造販売等を行っていた。先発としての強みで公共工事に多くの実績を残し、平成１０年３月期には７４億１６９６万円の完工高を計上して地区を代表する総合建設業者に成長していた。

　しかし、景気悪化に連動した公共投資の見直しや民間部門の受注苦戦で以後の業績は続落し、平成１５年９月期（平成１１年度から決算期を９月に変更）完工高は４６億１８５７万円にまで落ち込んでいた。業績苦戦の打開策として１６年９月期には資産運用を目的とした賃貸マンション建築工事に進出したが、土木部門の不振で業績が好転することはなく、完工高は３３億９１５４万円にまで落ち込み、多額の赤字計上と共に厳しい資金環境に直面した。このため、私的整理による再建スキームが実施され、１７年１０月に新・佐藤工業へ建設業部門を移管し、当社はエス・ケイ・エム（株）に商号を変更。以後は資産管理会社として資産の処分を行っていたが、２２年６月１８日株主総会の決議により解散していた。なお、エス・ケイ・エム（株）と現・佐藤工業（株）に関連性はなく、佐藤工業（株）は従来通り営業を継続している。

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