【シドニー=岡崎哲】オーストラリアで21日、下院選と同時に実施された上院選(定数76、改選議席40)では左派の緑の党が議席を拡大し、予算や法案の否決権を持つ上院で同党がキャスチングボートを握る可能性が高まっている。
豪AAP通信によると、上院で現有5議席の緑の党は今回、6議席を獲得し、非改選分と合わせて9議席となる見通し。結果判明には数週間かかるが、与党・労働党と野党・保守連合の議席がともに過半数を割るのは確実視されている。
緑の党は、下院でも今回、補選以外で初めて1議席を獲得した。
緑の党は強力な気候変動対策を主張しており、労働党の環境政策に不満を持つ支持層の票を大量に獲得したとみられる。
豪AAP通信によると、上院で現有5議席の緑の党は今回、6議席を獲得し、非改選分と合わせて9議席となる見通し。結果判明には数週間かかるが、与党・労働党と野党・保守連合の議席がともに過半数を割るのは確実視されている。
緑の党は、下院でも今回、補選以外で初めて1議席を獲得した。
緑の党は強力な気候変動対策を主張しており、労働党の環境政策に不満を持つ支持層の票を大量に獲得したとみられる。