2007年8月新譜情報(8月7日発売)
木琴伝説再び!新たな輝きを放つ、木琴の巨匠平岡養一の愛器
■1935
通崎睦美(木琴)京都フィルハーモニー室内合奏団
ALCD-9071 税込価格¥2,940
通崎睦美(木琴)
京都フィルハーモニー室内合奏団
録音:2007年1月17-19日 栗東芸術文化会館さきら
レコード芸術特選盤
[1] アマリリス(フランス民謡/H. ギース)
[2] しゃぼん玉(中山晋平)
[3] ホラ・スタッカート(G. ディニク/J. ハイフェッツ)
[4] ジー・ウィズ(B. ブルック)
[5] チャールダーシュ(V. モンティ)
[6] 赤い靴(本居長世)
[7] ロシアン・ジプシー・メロディーズ(ロシア民謡/平岡養一)
[8] お江戸日本橋(日本俗謡/山田耕筰)
[9] お江戸日本橋(日本俗謡)
[10] ガヴォット 〜無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番より(J. S. バッハ)
[11] ノクターン 嬰ハ短調(遺作)(F. ショパン)
[12] 金婚式(G.マリー)
[13] アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク第1楽章(W. A. モーツァルト)
[14] ルーマニアン・ラプソディ第1番(G. エネスク 平岡養一/L. ロサート版)
[15] おやすみなさい(平岡養一)
編曲 松園洋二(1・3・7・8・11・13・14) 野田雅巳(2・6・9・12)石若雅弥(4) 金澤恭典(5)
「平岡養一と通崎睦美、何十年へだてた二つの時代が二重うつしになって、けれども濁らずに見えてくるすてきな音楽体験だ」(林光・作曲家)
日本人初のカーネギー・ホール出演者として知られた往年の名木琴奏者・平岡養一(1907-1981)が愛用した木琴(1935年製)を譲り受けた通崎睦美が自らプロデュースした渾身の作品。平岡もレパートリーとしていた一昔前の懐かしい「お茶の間の名曲」たちが、着物コレクター&デザイナーとしても知られる通崎ならではの粋でチャーミングなエッセンスが加えられることにより、鮮やかに蘇る。誰もが耳にした魅力的な作品たちは、われわれ日本人の心の琴線に触れずにはおかない。
モーツァルトの「童心」に触れる
■青春のモーツァルト
久元祐子(ピアノ)
ALCD-9075 税込価格¥2,625
久元祐子(ピアノ)
録音:2007年4月11-14日 茅野市民館
[1]-[3] モーツァルト:ピアノ・ソナタ ニ長調 KV311(284c)
[4]-[6] モーツァルト:ピアノ・ソナタ ハ長調 KV309(284b)
[7]-[8] J.C. バッハ:ピアノ・ソナタ イ長調 op.17-5
[9]-[11] モーツァルト:ピアノ・ソナタ イ短調 KV310(300d)
「心温まる、純粋なモーツァルトだ。透明な美音の戯れを楽しむうち、われわれはそこから、青春のさまざまな思いや感受性のドラマが響き出ていることに気づく。だがそれらは音楽の前に出ることなく、様式の枠内に留まって、ひそやかな味わいを発し続ける」(礒山雅)
モーツァルトに関する著作も多く、モーツァルトのレクチャー・コンサートシリーズも定評のあるピアニスト久元祐子のピアノ・ソナタ集第1弾。モーツァルトに大きな影響を与えたと言われるクリスティアン・バッハの作品も収められている。透明感のあるタッチで、若き日のモーツァルトのソナタを瑞々しく描いている。