静岡県御殿場市の東富士演習場で、訓練中の自衛隊の戦車が大砲を撃った際、砲身の破片が演習場の外にまで飛び散りました。
20日午前11時ごろ、東富士演習場で、陸上自衛隊の90式戦車が砲弾を発射したところ、砲身の先50センチの部分が飛び散りました。砲身と砲弾の破片は、約200メートル離れたスタンド席に当たって一部を壊したほか、演習場に隣接した民有地にも破片が飛びました。事故当時、この戦車には隊員3人が乗っていましたがけがはありませんでした。東富士演習場では29日に富士総合火力演習の一般公開が控えていて、陸上自衛隊富士学校では、事故が起きた戦車と同じ型の戦車の公開を控える以外は予定通り行うということです。事故が起きた90式戦車は、20日朝に点検射撃を行った際には異状はありませんでした。