本当にオタクはオタクを誇っているのか

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日本のアニメやマンガのクオリティーの高さは充分認められるようになっています。

それと共に、アニメやマンガの愛好者であるオタクも世界中で広く知られるようになりました。そして、「オタク」文化は日本の誇りとして、広く海外に発信されているのです。

しかし、本当に彼らは「オタク」を誇っているのでしょうか？

もともとオタクたちは、「オタク文化」を海外に広めて、利益を得ようとは、考えていませんでした。自分が好きだから、楽しみたいからと趣味としてひそやかに浸っていたのです。それがここまで海外で大きく取り上げられるのはまったくの予想外、そればかりか「オタク」の間違った知識が大勢の人に広まってしまいました。

筆者が海外にいる時、世界中でアニメが放送されている「ドラゴンボール」の話になったことがあります。世界共通の話題となるからです。

そんな中で、1人の友人が私に「オタクなのか？」と苦笑しながら聞きました。

彼らは「アニメを見る人＝オタク＝非モテ」と言う方程式をつくり、勝手なイメージを多く持っていました。そしてそれは、海外に限ったことではありません。

非モテの中にはオタクたちは自分の趣味が多くの女性には好ましくない、という事を理解して、同じ趣味を持つ仲間とひっそりと楽しんでおり、そのような身勝手なイメージを押し付けられて困っている人も多くいます。

しかしリュックサックやバンダナなど、ちょっとしたファッションや小物がオタクっぽいといわれ、ますます趣味を隠し、異性との接触を絶つ人も多いのです。

確かに、萌えキャラのアニメキャラのTシャツやグッズをジャラジャラ持った男性とデートしたいとは、多くの女性は考えていません。

しかし全ての女性が「オタク」を恋愛対象外と考えているわけでも、「オタク」に偏見を持っている訳でもありません。

それでもやはり、女性の中には「限度」が存在しますので、見るからにオタク、萌えキャラ大好き、アピールのファッションは控えたほうがいいでしょう。

女性は好きな男性の中では1番でいたいもの。理想の女性である二次元の萌えキャラと競おうとは考えません。自分を1番にしてくれる相手を求めます。

ですからオタクであっても、女性が入りやすい見た目、ファッションをしていることが大切です。「オタク」はみんなアニメキャラのTシャツを着てフィギアを持っている、などという偏見を跳ね飛ばし、非モテ脱却を目指してください。

(松田英雄)

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松田英雄
大阪芸術大学卒業後、フリーライターとしてインターネットを中心に作品が掲載される。グルメ、エステ、ファッションなどを中心に描いているが、独自の恋愛感、男性批判など、若い女性らしい過激な文章を得意とする。

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