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「ウィキリークス」創始者の逮捕状取り下げ

　アフガニスタン戦争に関するアメリカ政府の機密文書をインターネット上で公開した「ウィキリークス」の創始者に、スウェーデンの検察当局が２０日、逮捕状を出しました。しかし、その翌日、逮捕状を取り下げました。

　ＡＰ通信などによりますと、スウェーデンの検察当局は２０日、内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者ジュリアン・アサンジ氏（３９）に婦女暴行容疑などで逮捕状を出し、行方を追っていましたが、２１日になって、「婦女暴行を疑う根拠がない」として、逮捕状を取り下げました。

　アサンジ氏は講演などのため、先週、ウィキリークスのサーバーがあるスウェーデンを訪れていました。逮捕状が出された直後、アサンジ氏は、簡易ブログ、ツイッターで声明を出し、「告発には根拠がない」と容疑を否認。「我々は“汚い罠”を警告されていたが、今回はその第一弾のようだ」と批判していました。

　ウィキリークスは先月、７万６０００点ものアフガン戦争に関するアメリカ政府の機密文書を公表。アメリカ政府は、文書の返還とウェブ上からの削除を求めていましたが、ウィキリークスは、近く未公表の文書も公開する予定でした。（22日05:28）