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2010年8月22日(日) 18:30 |
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送電線の切断部分引き上げ調査
香川県多度津町沖の瀬戸内海で海上保安庁のヘリコプターが墜落し、5人が死亡した事故の続報です。 国土交通省の事故調査官が、22日、墜落現場付近の海域で事故で切断された送電線の調査を行いました。
調査にあたったのは、大村圭司航空事故調査官ら3人です。 3人の調査官は、22日午後0時半すぎ、坂出市の坂出港から海上保安庁の巡視艇で墜落事故現場の香川県多度津町沖に向いました。 調査官らは報道陣の質問には一切応えず、全員が固い表情で船に乗り込み、およそ1時間後、墜落事故現場付近で調査を開始しました。 調査では、ダイバーが事故のあと海中に沈んでいた送電線の切断部分を引き上げ、切断面数箇所を切り取る作業が行われました。 調査官らは、今後持ち帰った送電線の断面をくわしく分析調査し、ヘリが送電線に接触した際の衝撃の度合いや角度などを突き止め、事故の実態解明を進めていくことにしています。
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