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【梨元勝の特捜リポート】
「GO TO HELL!!!」——日本語に訳すと「地獄へ落ちろ」「くたばれ」…つまり“死ね”というひどい言葉である。3日、私の病室に送られてきた花に付けられていたカードのメッセージだ。「For you…」と書かれた小さな封筒を開くと、中のカードに、ワープロで打たれたであろう文字で書かれていた。
この日の昼下がり近く、かなり大きなダンボール箱が宅配便で届けられた。重さはそれほどなく、持って来てくれた看護師さんと女房が開けると、黄色の菊の花の造花だった。「植木鉢って、『根が張る』(根付く=寝付く)って病室にはいけないのよ。それに造花…」と女房は不思議がる。
あのサッチー騒動の時に息子として登場、いろいろ取材したことはあったが、直接話したことはない。
もちろんイタズラということもある。宅配便の問い合わせ番号を基に配達センターを調べ、ドライバーH氏までたどり着いた。彼はしっかりおぼえていた。
「金曜日(2日)の13時25分にピックアップしました。『KDN SPORTS JAPAN』という会社で、契約しているのでほかの荷物と一緒にまとめて受け取りました。誰からって…、男の人です。それ以上は…。受け取る時『造花だから大丈夫』と言ってました。それ以上は分かりません」
団が代表取締役の「KDN——」社から間違いなくピックアップした配達物で、配達予定は3日の午前中だった。この日は土曜のため、宅配伝票に書かれた電話番号に連絡を取ってもつながらなかった。翌日曜、そして5日の月曜と電話すると、確かに「KDN——」社につながった。
団と連絡を取りたいと伝えると「今、海外に行っている」という。さらに詳しく聞くと、出発したのはその宅配便を出した日で、米国へ向かったという。電話口に出た男性スタッフZ氏に、菊の造花の件を具体的に尋ねると「団さんが全てやってました」とのことだった。このやり取りはテープにも録音したが「団さんが…」のくだりは間違いない。
何とか団と連絡を取りたいと話し、メールを打ってもらうことに。Z氏には、カード内容については告げていない。5〜6日にかけて計6回、Z氏を通じコンタクトを取ったが、結果的に団からは全く返答がなかった。
そこで本紙を通じ、団に公開質問状を送る。「何であなたは、そんなカードと花を私に贈ったのか!」——私は—生涯闘い続けようと思っている。
(芸能リポーター)
闘病中の梨元氏へ届いた嫌がらせの花と「Go To Hell!!!」というカード(写真)。本当に団氏本人が送ったのか。送ったとすれば、何のために? 本紙も「KDN SPORTS JAPAN」に、電話でカードの内容を伝えた上で問い合わせた。
すると事務所スタッフは「ちょっと私では分かり兼ねるところなんですが…。団自身も出張に出ておりますので。それについても何ともお答えできかねるところですので…」と、先週末から団氏が海外出張に出ていることを理由に明確は返答はなし。
団氏に本紙記者の連絡先を伝えてもらい回答を待ったが、8日朝の時点で連絡はなかった。
ただの嫌がらせという範ちゅうを超えた、あまりにも悪質すぎる行為だ。刑事罰に問われる可能性も十分にあるという。
板倉宏日大名誉教授が断言する。
「民法上は不法行為にあたります。強いて言うと、メッセージカードを読んだことで(精神的に追い込まれ)体調が悪くなるとしたら、傷害罪に問われる可能性もあります」
団氏が本当にやったとすれば、自らの口できちんと説明しなければならないだろう。
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