【カイロ=田尾茂樹】パレスチナ解放機構(PLO)は20日、パレスチナ自治区ラマッラで緊急の執行委員会を開き、中東和平実現に向け、オバマ米政権が9月2日に開始すると発表したイスラエルとパレスチナ自治政府の直接交渉を正式に承認した。
ただ、会合後、パレスチナ交渉団を率いるサエブ・エレカト氏は、イスラエルが新たな入植活動を発表した場合には「交渉を継続することはできない」と述べた。パレスチナ側は、イスラエルの入植活動の全面凍結を直接交渉の条件としてきた経緯がある。
2008年12月に中断して以来となる直接交渉はワシントンで行われ、米国はイスラエルのネタニヤフ首相とパレスチナ自治政府のアッバス議長を招いている。イスラエル首相府は20日、ネタニヤフ首相が直接交渉入りを歓迎している、との声明を発表した。
ただ、会合後、パレスチナ交渉団を率いるサエブ・エレカト氏は、イスラエルが新たな入植活動を発表した場合には「交渉を継続することはできない」と述べた。パレスチナ側は、イスラエルの入植活動の全面凍結を直接交渉の条件としてきた経緯がある。
2008年12月に中断して以来となる直接交渉はワシントンで行われ、米国はイスラエルのネタニヤフ首相とパレスチナ自治政府のアッバス議長を招いている。イスラエル首相府は20日、ネタニヤフ首相が直接交渉入りを歓迎している、との声明を発表した。