テレビ朝日が朝の「やじうまプラス」に大ナタを振るい、10月から新番組を始める話でテレビ業界が激震だ。この続きは8時からのテレ朝の「スーパーモーニング」の改編で、これは来春になりそうだ。この騒動で現場の担当者はアタフタに違いないが、テレ朝としてはこれで課題だった帯番組の大改革は終了で、これからが勝負。
しかし、これにヤキモキしているのがみのもんただという。最近は「朝ズバッ!」(TBS)の打ち切り説が後を絶たないのだ。一時期は早朝でも視聴率が10%を超えたが、6%程度の日が増えている。しかも、みののギャラが1日300万円以上と高額で、費用対効果が悪いキャスターのトップになっている。
そこでまず土曜の「サタデーずばッと」(TBS)から打ち切り、来春以降に「朝ズバッ!」を打ち切るという情報が流れているのだ。そんな苦境のせいか、みのが7月下旬の放送前にプロデューサーや久保田智子アナを怒鳴り散らした話で持ち切り。さすがのみのも切羽詰まったということか。
「プロデューサーが手を焼いているというのが実情だと思います。ギャラを下げるという話もあるけど、当然、みののプライドが許さないし、そもそもTBSにとって『朝ズバッ!』の問題は朝をどうするかという根本的な問題です。これからもっとモメるのでは」(マスコミ関係者)
テレビ界にとっては秋風も熱風のようだ。
(日刊ゲンダイ2010年8月18日掲載)