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【週刊・中田宏】(33)日本は「ゆであがったカエル」GDP急減速に危機感 (1/5ページ)
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日本の国内総生産(GDP)がついに中国に追い抜かれることが確実となった−。「日本再生」を掲げて活動を続ける政治家・中田宏氏に今の日本について語ってもらう「週刊・中田宏」。「今週の政治を斬る」では、日本のGDPの急減速に対する政府の危機感の欠如などを批判。また、間もなく行われる民主党代表選についても聞いた。中田氏は小沢一郎氏の出馬は「ない」と読む。
今夏の参院選で初の選挙落選を経験した中田氏の1週間の主な活動3つを選んで紹介する「浪人日誌」では、値下げ競争が消耗戦化する外食チェーンの関係者と行った意見交換などを取り上げた。
今週の政治を斬る
【遅すぎる対応、なさすぎる危機感】
「飛躍する竜、沈む太陽」−。
日本の4〜6月期の国内総生産(GDP)が実質年率換算で0・4%増と急減速し、今年中国に追い抜かれるのが確実となったことを受け、英紙タイムズは両国をこう表現した。
内閣府が16日に発表したGDP速報値は、前期(1〜3月)比0・1%増、年率換算で0・4%増。前期の年率4・4%増と比べ、景気回復が大幅に減速したことを示している。全体の6割弱を占める個人消費の伸びが0・03%にとどまったことが大きく影響した。
加えて輸出企業に打撃を与える円高やそれに伴う株安。菅直人首相は追加の経済対策に乗りだそうとしているが…。
「こうなることは何年も前から予測できていたはず。だから横浜市では(市長時代に)新しい産業分野としてライフサイエンスの育成に着手したり、羽田空港の国際化を訴えてきた。本来は戦略的に政府がやるべきことだ」
■過去記事はこちらから→特集「週刊・中田宏」