上海万博、日中児童絵画の表彰式　８００点展示

　【上海共同】「より良い都市、より良い生活」という中国・上海万博のテーマにちなみ、日本と上海市の子どもたちが「まち」を描いた絵画コンテストの表彰式と祝賀コンサートが２２日、万博文化センターで行われた。

　２００５年の愛知万博で掲げられた「地球大交流」という理念継承を目指す名古屋市のＮＰＯ法人「ドリーム・コンプレックス」が、絵画を通じて日中の子どもたちの相互理解を深めようと企画した。

　幼稚園児から中学生までを対象に作品を募集したところ、日中で計約１万２千点が集まり、優秀賞以上の作品８００点が２１日、文化センターに展示された。

　２２日の表彰式では、岐阜県・郡上八幡の用水路の風景を描いて「上海万博大賞」を受賞した愛知県北名古屋市の小学２年生、平松志織さん（７）らにトロフィーなどを授与。

　京都市出身の造形作家でドリーム・コンプレックス会長を務める夢童由里子さんは「今後も絵画を通じた交流を続けていく」と話した。