2010年6月30日 10時10分 更新:6月30日 13時12分
【プレトリア江連能弘】サッカー日本代表の岡田武史監督(53)が29日、当地で行われたワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の決勝トーナメント1回戦で敗退後、「この後のことは今とても考えられない。おそらくもうやることはないと思う」と述べ、監督を退任する意向を表明した。
岡田監督は病気のため退任したイビチャ・オシム前監督の後を受けて、07年12月に日本代表監督に就任。今大会では初出場だった98年W杯フランス大会以来、2度目の指揮を執った。目標をベスト4に掲げていたが、大会前の試合では4連敗。しかし、本番ではチームを立て直し、2大会ぶりに決勝トーナメントに導いた。会見では「日本人として、アジアの代表として誇りを持って戦ってくれた」と選手の健闘をねぎらいつつ、「勝たせてやれなかったことは私の責任」と惜敗に無念の表情も見せた。
日本代表は30日に南アを離れ、7月1日に帰国する予定。