2010年6月29日 13時18分 更新:6月29日 16時3分
政府の口蹄疫(こうていえき)対策本部の会合が29日、首相官邸で開かれた。感染疑いの家畜(疑似患畜)の殺処分・埋却が24日に終わったことや、ワクチンを接種した家畜が29日朝時点で約8700頭となったことが報告された。ワクチンを接種した家畜の殺処分も近く終える見込み。ウイルスが人、車両などを介して拡散したと考えられるなどの現状報告もあった。
菅直人首相は「ここ10日間は新たな疑似患畜は発生していない。良い兆候だが、気を緩めることなくワクチン接種家畜を早急に処分することが必要。新たに発生があった場合、すべての都道府県が同じ対応を取れるようにすることが重要だ」と述べた。【佐藤浩】