鉱工業生産指数:5月は0.1%低下 3カ月ぶりマイナス

2010年6月29日 10時48分

 経済産業省が29日発表した5月の鉱工業生産指数(05年=100、季節調整済み速報)は前月比0.1%低下の95.9で、3カ月ぶりのマイナスとなった。経産省は「アジアや米国、豪州向け普通乗用車の輸出減少の影響が出たが、低下は小幅」と説明。基調判断を14カ月連続で「生産は持ち直しの動きで推移」と据え置いた。

 業種別では、普通乗用車など輸送機械工業が2.7%低下したほか、石油・石炭製品工業などもマイナスとなった。一方、液晶テレビや携帯電話、ノート型パソコンなど新製品の生産が増加した情報通信機械工業、7月に向けて生産が増えたエアコンなど電気機械工業の計10業種では指数が上昇した。

 先行きの生産予測は6月が前月比0.4%、7月は1.0%とそれぞれ上昇を見込んでいる。【立山清也】

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