2010年6月28日 10時37分 更新:6月28日 11時4分
サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で27日に行われた決勝トーナメント1回戦の2試合で「誤審」が相次いだ。ともに試合の流れを左右するゴールに絡むジャッジで、波紋が広がる可能性がある。
ブルームフォンテーンで行われたドイツ-イングランド戦。前半38分、イングランド・ランパードのシュートがクロスバーに当たって、ほぼ真下に落ちた。審判の判断はノーゴールだったが、VTR映像を見ると明らかにゴールラインを割っていた。得点が認められていれば、イングランドが2-2に追いついていた場面だった。
ヨハネスブルク・サッカーシティー競技場でのアルゼンチン-メキシコ戦では、オフサイドを巡る判定。0-0で迎えた前半26分に、テベスがDFラインの裏に抜け、メッシのパスを受けてゴールネットを揺らした。こちらも映像を見返すと、テベスは明らかにオフサイドポジションにいたが、そのままゴールは認められ、アルゼンチンの先制点となった。【野村和史】