2010年6月26日 17時4分 更新:6月26日 20時58分
大相撲の賭博問題に絡み、日本相撲協会は26日、名古屋場所(7月11日初日・愛知県体育館)の番付発表を、予定していた28日から延期すると発表した。協会によると、番付発表の延期は戦後初めて。協会は予定通り名古屋場所を開催するため準備を進めている。日程の変更について、協会の広報担当も務める特別調査委員会(座長=伊藤滋・早大特命教授)の望月浩一郎委員(弁護士)は「番付発表の延期とリンクしない」とした。番付発表の日程は未定。
陸奥広報部長(元大関・霧島)は26日の記者会見で「(28日は)理事会と評議員会があり、番付発表は無理と判断した」と説明。「これまで経験がなく大変責任を感じている。協会全体として大変なことだと思っている」と述べた。
協会は25日、28日に臨時理事会と全親方や力士代表らを対象にした評議員会を東京・両国国技館で開くと決定。外部有識者による特別調査委の調査結果や該当者の名古屋場所の出場の可否が報告される見通しだ。【武藤佳正】