南アW杯:決勝T出場チーム 南米勢が活躍、欧州は不振

2010年6月26日 11時0分 更新:6月26日 13時19分

 【ダーバン(南アフリカ)野村和史】サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会は25日、1次リーグの日程が終了し、決勝トーナメントに進む16チームが出そろった。大陸別では南米勢の活躍が目立つ一方、欧州や躍進が期待された地元アフリカは厳しい結果となった。

 南米は出場5チームすべてが1次リーグを突破した。ウルグアイ、アルゼンチン、パラグアイ、ブラジルが各組を1位で通過し、チリもH組2位。南米勢の黒星はチリの1敗だけだった。

 一方、不振が深刻なのは欧州勢だ。前回優勝のイタリア、同準優勝のフランスが姿を消し、1次リーグを突破したドイツやスペインも黒星を喫するなど苦戦。出場13カ国・地域のうち、半分以下の6チームしか決勝トーナメントに進めなかった。参加チームが現在と同じ32となった98年フランス大会以降で見ると、98年は10、02年は9、06年は10チームが1次リーグを通過していただけに、今回は成績の悪さが際立つ。

 過去最多6カ国が出場したアフリカ勢も期待に応えられていない。1次リーグ突破はガーナだけで、南アフリカはW杯史上初めて開催国として決勝トーナメントに進めなかった。ナイジェリア、アルジェリア、カメルーンは1勝もできずに各組の最下位に沈んだ。

 4カ国が参加したアジア勢では、日本と韓国が、ともに初めて自国開催以外の大会でベスト16入り。北中米・カリブ海からはメキシコ、米国が決勝トーナメントにコマを進めた。

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