2010年6月25日 18時8分 更新:6月25日 19時31分
【ロサンゼルス吉富裕倫】昨年6月に米人気歌手のマイケル・ジャクソンさん(当時50歳)が急死してから25日で1年。音楽や映画公開などによる死後の総収入は10億ドル(約900億円)以上とみられ、根強い人気は今も健在だ。
音楽誌ビルボードによると、マイケルさんのアルバムはこの1年間に世界全体で約3300万枚売れ、インターネットでは楽曲が2650万回ダウンロードされるなど、4億2900万ドルを売り上げた。
急死直前に行われていたコンサートのリハーサルの模様などを収録した映画「THIS IS IT」は、興行収入やDVD販売などで3億9200万ドルを稼いだ。米国外の興行収入1億8800万ドルのうち約3割の5600万ドルを日本が占め、米国の7200万ドルに迫るほど日本のファンも多い。
米紙によると、マイケルさんには5億ドルの借金があったが、すでに2億ドル近くが返済されたという。
25日の命日には、母のキャサリンさんがマイケルさんの生まれ故郷インディアナ州ゲーリーで記念碑の除幕式を行う。このほか、世界各地で追悼の催しが予定されている。