小沢氏出馬するのか？側近は「２６か２７日に申し入れに行く」

　民主党の山岡賢次副代表は２２日のフジテレビ番組で、９月１日に告示される党代表選に向け、８月２６日にも小沢一郎前幹事長に出馬を要請したいとの考えを表明した。

　小沢氏が２５日に行う講演の内容を見極めたいとの考えを示した発言。山岡氏は現時点での小沢氏の出馬意思について「『うん』と言ってもらえるか『ノー』と言われるか『考える』と言われるか、立候補は本人が考えることだ」と述べ、明確でないとの認識を示した。

　山岡氏は小沢氏について「（講演で）かなりの考えを述べるのではないか」との見通しを表明。その上で、講演後に関係者と協議する考えを示し「小沢氏が出るべきだとの結論になれば、２６か２７日に主なメンバーで申し入れに行く」と述べた。

　同じ番組で、菅直人首相の続投を支持する渡辺周総務副大臣は「１年間に３回も顔が代わるなら解散して信を問うしかない」と、小沢氏擁立論をけん制。山岡氏は「顔を代え体制を変えて国民的な理解を得るか、新たな連立を組んで乗り切らないと政権を取った意味がなくなる」と反論した。

　一方、鳩山由紀夫前首相側近の中山義活前首相補佐官は都内で記者団に、菅首相続投の条件付き支持とされる鳩山グループの対応について「むしろ白紙だ。地方主権や東アジア共同体構想の推進など『条件』の部分で菅氏の気迫が見えない」と不満を表明した。

[ 2010年08月22日 12:58 ]