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復活近い“蓮舫節”10月末へ向け「攻めに出る」

民主党行政刷新作業チームの総会であいさつする蓮舫行政刷新相
民主党行政刷新作業チームの総会であいさつする蓮舫行政刷新相
Photo By 共同

 6月の就任以来“安全運転”に徹してきた蓮舫行政刷新担当相の言動が変化し始めた。2カ月余の閣僚経験で自信を得たのか、9月の民主党代表選に関する積極発言に加え、予算確保に血道を上げる省庁への批判を強めている。昨年の「事業仕分け」で見せた、歯に衣着せぬ“蓮舫節”の完全復活も近そうだ。

 「これ以上、政治とカネの問題で事を起こしてほしくないという思いが政権交代につながった」。蓮舫氏は20日、代表選出馬が取りざたされる小沢一郎前幹事長をけん制した。周囲にも「当たり前のことを言っただけ」と強気をのぞかせ、菅首相の再選支持も明言。

 18日には、2011年度予算で設ける特別枠に関し「削れない事業を載せようという動きがある。その前に事業に無駄がないか徹底的にチェックしてほしい」とピシャリ。在日米軍駐留経費負担(思いやり予算)の特別枠盛り込みを狙う防衛省などにくぎを刺した。

 蓮舫氏は事業仕分けで厳しい質問を連発して脚光を浴び、参院当選1回ながら菅内閣で閣僚に抜てきされた。先の参院選では東京選挙区で全国最多の171万票超を得て再選。知名度は圧倒的で「初の女性首相」候補との声さえ上がった。

 ただ閣僚就任後は威勢のいい発言を封印し、守りの姿勢が目立つ。周辺が「閣僚の言葉は重い。慎重になるのは当然」とする一方で、「らしさが失われた」との指摘も。

 そうした周りの空気を感じたのか、特別会計などを対象とする事業仕分け第3弾が予定される10月末へ向け「攻めに出る」(蓮舫氏)と、ここへ来て鼻息が荒くなってきた。今後、注目度は一層高まりそうだ。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年08月22日 15:34 ]

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