千葉法務大臣は、死刑を執行する場である「刑場」を今月中に公開することについて「裁判員制度を実施していくにあたって、さまざまな判断をしたり、刑罰についての議論を深めるきっかけにしてもらいたい」と述べました。
千葉法務大臣は先月、死刑囚2人の死刑を執行したことを受けて、今月中に刑場の公開に踏み切ることを明らかにしています。これについて千葉法務大臣は、閣議のあとの記者会見で「8月中の公開に向けて、鋭意、準備を進めている。裁判員制度を実施していくにあたって、さまざまな判断をしたり、刑罰についての議論を深めたりするきっかけにしてもらいたい」と述べました。また、法務省内に発足させた死刑制度のあり方を検討する勉強会について、千葉法務大臣は、今月中に死刑制度の是非をめぐる論点を整理したうえで、来月、民間の有識者から意見を聞く場を設けたいという考えを示しました。