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【スポーツ】

南ア代表、旧黒人居住区で初試合 ラグビーが人種融和に一役

2010年8月22日 08時00分

 【ナイロビ共同】ラグビーの南アフリカ代表が21日、ヨハネスブルク近郊の旧黒人居住区ソウェトで初の国際試合を行った。南アではラグビーは白人の間で人気が高いが、黒人ファンが応援する姿も見られ、サッカーのワールドカップ(W杯)に続き、スポーツが人種融和に一役買ったと言えそうだ。

 南アからの報道などによれば、試合は南半球3カ国対抗のうちの一戦で、相手はニュージーランド。サッカーW杯の開幕戦や決勝戦も行われた会場にはこの日、9万人以上の観客が集結した。

 ソウェトは反アパルトヘイト(人種隔離)闘争の最前線だった地区で、今も住民のほとんどが黒人。清掃員ヌゴベネさん(31)は「スプリングボクス(南ア代表の愛称)だけでなく、白人が(応援で)たくさんソウェトに来ることも信じられない。サッカーだけでなくラグビーにも関心を持ってみたい」と話した。

 試合はニュージーランドが勝利、同対抗で10度目の王座獲得を決めた。

 

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