2010年 8月 21日
海保ヘリ墜落 行方不明の整備士遺体で発見
香川県多度津町沖で海上保安庁のヘリコプターが墜落した事故で海上保安庁は21日、現場近くの海上で行方不明となっていた残る1人の遺体を発見し、乗員5人全員の死亡が確認されました。第6管区海上保安本部によりますと21日午前6時半、捜索にあたっていた巡視艇が事故現場から南東に約5キロの海上で遺体を発見しました。遺体は指紋などから行方不明となっていた整備士の大嶽智さん(56)とわかり、これで乗員5人全員の死亡が確認されました。また、事故当時ヘリの機長席に副機長の高橋仁さんが座り、機長の藤本雅士さんが副機長席にいたことが明らかになりました。6管によりますと操縦かんは両方の座席にあり、どちらが操縦していたかはわからないということです。高橋さんは機長昇格を目指す訓練のためこの日初めて、機長席に座っていました。一方、当初この事故がデモ飛行の合間に起きたことを公表しなかったことについては、事故当日、6管の幹部数人と本部長がデモ飛行と事故との関連性がないと判断した上で公表しないと決めたということです。

チルドレンズ・アート・ミュージアム
子どもたちに美術館を身近に感じてもらおうというイベントが倉敷市の大原美術館で21日始まりました。このイベントは大原美術館が夏休みのこの時期に行っているもので、会場には様々な体験コーナーが設けられました。このうちスイスの画家ホドラーの「木を伐る人」に描かれた人物のまねをするコーナーでは子供たちも悪戦苦闘していました。また、美術館を探検するツアーでは子供たちがすりガラス状になったゴーグルをつけて美術館の作りを体験していました。このイベントは倉敷市の大原美術館で22日まで行われています。