人気ジャニーズユニット「SMAP」の草彅剛(36)が、現在行っているSMAP全国ツアーでファンがドン引きの“問題行動”を起こしていたことが分かった。昨年4月の“泥酔全裸事件”をネタにしたのだが、度を越したあまりの暴走ぶりにメンバーも激怒。このネタは1回限りでお蔵入りしてしまったという。ファンを驚かせた“幻の自虐ネタ”を公開する——。

「帰って来たヨッパライ」をカバー
現在、SMAPは全国ツアーの真っ最中。先月31日の札幌ドームを皮切りに、全国5か所で80万人を動員予定だ。10月には上海公演も控えている。
そんな中、話題になっているのが草彅のハイテンションぶりだ。最新アルバムでは「ザ・フォーク・クルセダーズ」の代表曲「帰って来たヨッパライ」をソロカバー。コンサートでも披露するなど、泥酔事件を自虐ネタにしている。
1日の札幌公演2日目には、草彅が客席に向かって土下座。これに木村拓哉(37)がレッドカードを出し、会場を爆笑の渦に巻き込んだ。

「MCでもメンバーが草彅君を酒ネタでイジりまくっていました。木村君が初日のコンサート後にスタッフを連れてすし屋に行ったけど、草彅君は呼ばなかったとか(笑い)。メンバー全員が意図的に事件をネタにしている感じがしましたね」(30代の女性ファン)
一歩間違えれば悪のりにも映りかねないが、ほとんどのファンは好意的で、2日目のコンサートを取材したマスコミも草彅のパフォーマンスを前向きに報じた。

だが、前日の初日に草彅が“やらかしていた”ことは、あまり知られていない。
この日、初披露した「帰って来たヨッパライ」が予想以上に受けたことに気を良くしたのか、草彅はMCで「脱いじゃうか!」と発言。客席に向かっても「皆さんも脱いじゃっていいですからね(笑い)」と呼びかけたというのだ。
酒ネタならまだしも、禁断の“全裸ネタ”はアウト。会場は瞬く間にざわめき始め、一部のファンからはブーイングも上がったという。40代のファン女性も「途中までは笑えたけど、全裸ネタは笑えなかった。あの事件でほかのメンバーにも迷惑をかけたし、当時は『解散』も頭をよぎりましたからね」とこぼす。

キムタクからダメ出し
結局、会場の空気を読んだ木村が「(観客)5万人に一気に怒られるやつ、そうはいないぞ〜」とクギを刺したが、ことの重大さに気付いた草彅はその後しばらく黙り込んでしまったという。
「ライブ後にメンバーや関係者から、酒ネタはいいけど『脱ぎ系の話は本人がしゃべるとリアルだからやめろ!』とダメ出しされたとか。だから2日目からは、自分からは脱ぎ系の話はしなくなった。メンバーからいじられる形でその話になるのはOKのようですが…」(音楽関係者)

現在、草彅は酒はたしなむ程度で、泥酔することはなくなったという。前出の音楽関係者いわく「気持ち悪いくらいデレデレしながら『俺、SMAP大好きなんですよ〜』と周囲に“ノロケ”ていました。メンバーもそんな彼の姿が憎めないようで、今回のライブではいつにも増して彼をイジっています」。
一度は全裸ネタで“自爆”したものの、メンバーのフォローによって救われた草彅。今回の一件でSMAPの絆はさらに強固になったようだ。