クリス・ジェリコにひざ蹴りを見舞う、ヨシ・タツ(左)
「WWE・ロウ」(20日、両国国技館)
元新日本の山本尚史ことヨシ・タツ(33)がWWEのスーパースターとして凱旋。大物クリス・ジェリコ(39)とセミで一騎打ちという抜てきを受けたがギブアップ負けし、リングで落涙した。
25分のロングマッチは終始ジェリコペース。ゲキを飛ばしながら日本スタイルでしごき抜く。ヨシもハイや後藤達俊直伝の岩石落としで反撃し、必殺ウォールオブジェリコ(WOJ)も一度は逃れるが、後ろ回し蹴りを2度目のWOJに捕獲され、ヒザで上半身を押さえられてタップした。
「これをきっかけにメーンストーリーに絡んでいこう」と勇んだものの圧倒された悔しさからか、それとも大物ジェリコと故国で25分を戦い抜いた達成感からか、ヨシは号泣。四方に頭を下げると、ヨシ・コールが降り注いだ。
(2010年8月20日)