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【静岡】

戦車の砲弾が暴発、民有地に破片 御殿場・陸自東富士演習場

2010年8月21日

 陸上自衛隊富士学校(小山町)は20日、御殿場市内の陸自東富士演習場で、射撃訓練中の戦車の砲身内で砲弾が暴発し、破損した砲身の部品が、同演習場外の民有地に落下したと発表した。

 同校によると、同日午前11時5分ごろ、御殿場市内の同演習場畑岡射場で、90式戦車4台で編成する小隊の最後尾にいた戦車が主砲の120ミリ砲を撃ったところ、砲身内で砲弾が暴発。砲身の先端が約50センチ破損し、砲身と砲弾の破片が数百メートルにわたり飛散した。このうち、こぶし大の大きさの砲身の金属製部品1個が、演習場外の同市印野の民有地に落下し、土地所有者から通報があったという。同校は、落下地点は原野で周囲に民家や人工物はなく、けが人はなかったとしている。

 破損した戦車は、同校の富士教導団戦車教導隊に所属。この日は、29日に同演習場で実施される富士総合火力演習に向けた訓練中で、4台で前進しながら一斉射撃を繰り返していた。使っていた砲弾は、推進用火薬のみが入った演習弾。陸自で事故原因を調査している。

 

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