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仏、ロマの送還開始 「移民排斥」と批判も

2010.8.19 21:44
19日、パリ近郊のシャルルドゴール空港で旅券を手に孫と別れを惜しむロマの女性(ロイター)19日、パリ近郊のシャルルドゴール空港で旅券を手に孫と別れを惜しむロマの女性(ロイター)

 フランス政府は19日、国内に不法滞在する少数民族ロマの出身国への送還を開始した。第1陣の93人が同日、空路でルーマニアに送り返された。サルコジ大統領が打ち出した「移民犯罪」対策の一環で、今月末までに計約700人がルーマニア、ブルガリアなどに送還される予定。

 フランスの野党や人権団体は「外国人、移民の排斥」だと反発、与党内からもロマ追放はナチスによる「ユダヤ人狩り」を連想させるとの批判が出ている。

 移民・統合・共同開発省によると、送還されるのは「自主的に」帰国に同意したロマの人々で、19日は14人がパリから、79人が中部リヨンから航空機に搭乗。帰国に際し「人道的支援」として、大人は1人当たり300ユーロ(約3万3千円)、子どもは同100ユーロを支給された。送還される人々の指紋などの生体認証データを保存し、再入国を防ぐという。(共同)

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19日、パリ近郊のシャルルドゴール空港で旅券を手に孫と別れを惜しむロマの女性(ロイター)

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