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[19922] 後先考えない転生者が本人に申し訳なくてトニーと名乗るようです。(リリカルなのは)【ネタ】
Name: パカ◆7ba89201 ID:f4909370
Date: 2010/07/02 11:13
始めましてパカという者です
この作品はリリカルなのはの転生ものです。
時期はSTS頃からです。
主人公はDMC3の能力を使えますがデビルメイクライのダンテ に比べるとかなり劣ります。
主人公は魔力が約AAランクで多数のレアスキルを持っています
読んでる方が不快になるかもしれません
上記を読んでも読んでくださる方は下の方にどうぞ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーー
綺麗に清掃してある廊下の中に不釣り合いな扉がある。
新品のような光沢の扉の中でひとつだけ古びて茶色い、おそらくはその部屋の主の趣味なのだろう。

部屋の中にはテーブルに椅子にビリヤード台、あと何処で手に入れたのかわからないジュークボックスがおいてある。

部屋の主である男はテーブルに足を乗っけて椅子に座って本を読んいる。
本には金髪の女性の裸がかいてありつまりはエロ本である。

「やっぱり俺はアジア系の方が好きだ。」

ため息をつきながら本を閉じる、するとタイミングを計っていたかのようにテーブルの上にあった 電話が鳴り響く。
男はそれを聞いた途端弾けるように立ち上がり、着ている上着を脱ぎ捨てると上半身裸のままで廊下に出ていった。

二三回コール音がなり響くと扉が勢いよく開き頭をワシャワシャとかきながらゆっくりとテーブルに向かう。
先程勢いよく立ち上がったため床に椅子が転がっている、男はそれを勢いよく蹴りあげると 正面の壁に派手な音をたててぶつかった。
男はそれを見ると不満そうに眉をしかめて椅子を自分の手で取りに行く。
テーブルの前まで椅子を持ってくると今度はちゃんと椅子をたててその上に座るだらし無くテーブルに足をのせ、そのさいにテーブルを踵で打ち付ける。
すると電話の受話器が二十センチほど浮き上がりまるで剣を鞘に納めるように電話の上に綺麗におさまった。

当然電話は静かになりしばらく静寂がつつんだが、男の叫び声によって破られた

「ヨッシャーーー!!!!今のはうまくいったスタイリッシュランクBってところか!」

その場でバンザイをし始める様は初めて坂上がりが出来るようになった子供のよだが年齢は20を超えている。
はたから見るととても痛々しい。

「Shit!ビデオにでも録っとけばよかったあんなに浮いたのは始めて「「何をしてるんですか?」

今まで気づかなかったが扉には紅髪の修道女が自分を険しい顔で睨みつけている

「シャッハ・・。」



[19922] 後先考えない転生者が本人に申し訳なくてトニーと名乗るようです。(リリカルなのは)【ネタ】
Name: パカ◆7ba89201 ID:f4909370
Date: 2010/07/02 11:17
「何をしているんですか?」

今一番見られたくない奴にみられた。というかなんで部屋に入ってんだ?

「勝手に部屋に入るなよ。ノックの仕方くらいわかるだろ?」

「部屋には入ってません扉の方は最初から開いてましたが」

そういや蹴り開けてから閉めてなかったな。
今更だが自分の軽率さを呪いたい

「で?何をしていたんですか。」

嘘でごまかすか?シャッハが納得する嘘を・・・嫌無理だろ完全にこっちの趣味でやった事だし、

「わかった、話すさだからそんな恐い顔するなよ美人が台なしだ。」

いいから話せと無言の圧力をシャッハはかけてくる。

「何から話せばいい?」

「まずは椅子を蹴ったことから聞きましょう」

「椅子が床に転がってただから」
「だから?」
「リフティングみたいに蹴り上げて椅子を立たせようとしたんだ、しかしどうやら俺にはストライカーの方が素質があった見たいだ」

そういうとシャッハは額に手を当て必死になにかを堪えるように声をだす

「先程なにか喜んでいるようでしたが。」
それを聞いて俺は待ってましたといわんばかりに声を張り上げた。
嘘をつこうが正直に話そうが怒られてしまう。

この時俺は開きなおる事にしたのだ。

「テーブルに足を打ち付けて受話器を取ろうとしたのさ!今まで全く動かないかちょこっと浮くだけだったのに今回は20cmは浮いた!これは遠くない未来俺が目的を達成出来る、聖王様が受話器をその手で掴めと言ってるに違いない!」

熱く語る俺に対抗するかのようにシャッハも燃え上がっている。

違う点といったら彼女の熱は解き放ってしまえば俺が被害を受けると言うことだろう。

「か・・仮にそれが上手く出来たからなんだと言うんです。」

声が震えているうえに顔面が痙攣している。
彼女も限界なんだろう。

それがなんだと言われたらそれまでだがもしできたら


「最高にカッコイイだろ?」

「!?カッコイイ訳無いでしょうがぁぁぁぁ!!!!」

教会中に声が響いた。















[19922] 後先考えない転生者が本人に申し訳なくてトニーと名乗るようです。 (リリカルなのは)【ネタ】
Name: パカ◆7ba89201 ID:f4909370
Date: 2010/07/03 15:44
シャッハがDante must dieモードに突入したようだ。え?それは難易度だって?バカ、ヤバさ=難易度だろ

「そもそも敬う気持ちがない、貴方に聖王様の加護があるわけがありません!!妄言も大概にしなさい!!」

「失礼な、敬う気持ちなら持ちあわせてる。」
「何処に食べ物を片手にお祈りしに来る人がいますか!!」
いるさ目の前に

「97世界に神様に供え物をする風習がある。俺は聖王様に供え物をしただけさ、でも一人で食べるのは寂しいと思ってな、一緒に食べてやることにした。つまり俺は神様と一緒に朝食をとった訳だ。 どうだ?加護があっても不思議じゃないだろう?」
「その結果、食べた物を吐き出しておいてですか!!!」

あん時は皆が平等であるはずの聖拝堂は俺だけが退けものだったな。

「吐き出す程嫌いなら!!食べなければいいでしょう!!」
「シャッハ、俺はピザが嫌いなんじゃない!むしろ好きだ、愛してる!」

ただし

「朝、昼、夜毎日食わなければな・・。」
あの時、何をとち狂ったか、自分の血がチーズになってしまうんじゃないかなどと考えてしまったのだ。
そう思った瞬間何だか気持ち悪くなり、最終的にゲロをぶちまけた。

「そんなのは自業自得でしょう!!私があれ程辞めなさいと言ったのに!!」

話の流れが悪いな、このままだと昔のことも交えて説教しかねない。

「さっきの電話だが」

「そうです!?カリム様の電話!」

「聞いとくが何で騎士カリムの電話だと?」

「貴方につきあって通信を使わず、電話をかける人なんてカリム様ぐらいしかいません。」

まあそうだろうけど

「だというのに貴方は電話をかけてもいっこうにでないうえ、すぐに切ってしま・・・。」
「どうした?」
「トニー・・・。」

静かに本当に静かに一言そう言った。
ありえない、そんなはずないといった表情でだ

「先程の電話での行動いつ頃から?」
「カリムの誕生日に黒電話をプレゼントした時に俺のも買ったからな、多分その時からだ」
「で、電話に一度でもまともにでましたか?」

シャッハの声が上擦っている何やらショックを受けている。

「俺は妥協を許さないのさ、受話器が動かない時は浮くまで、電話が鳴り止むまで続ける。まあ平たく言うとまともに出たことはない」

「こんの!!お馬鹿!!!!!!」

怒鳴り散らすシャッハにむかって俺はニヒルに笑った。



[19922] 後先考えない転生者が本人に申し訳なくてトニーと名乗るようです。 (リリカルなのは)【ネタ】
Name: パカ◆7ba89201 ID:f4909370
Date: 2010/07/02 13:48
「カリム様に申し訳ない、私が不甲斐ないばかりに・・。」

今、俺達はカリムの居る部屋に向かっている。
シャッハを見てみると、やや猫背で顔も俯いている。

こんなシャッハは滅多に見られないが、今はどうでもいい。
俺がさっきから気にしてるのはシャッハの脇にかかえられてる電話だ

「電話を返してくれ」
「駄目です。没収です。」

あっさりと俺の頼みを切り捨ててくる。
あれがないとスタイリッシュアクションが決まらないと言うのにだ、

俺はため息を吐き出し、言葉をはっする

「弟を困らせて、楽しいのか?シャッハ」
「!!!その言葉そっくり貴方にお返しします!トニー!!」

シャッハは俺に怒鳴り散らした後、再び俯いてしまった。

何やらブツブツと呟いている中で聞き捨てならない単語をいいだす。

「本当に申し訳ない。ロッサの件でも・・。」
「ちょっと待て。ロッサの事は俺は関係ない」
「関係ない訳がないでしょう!ロッサは貴方に感謝すらしているのですから、自分の胸に聞いてみなさい!」

言われた通にして俺は昔を思い出してみる・・・






「トニー兄さん僕には好きな子がいるんだ。」
「そうか、なら告白すればいい」
「それがどうすればいいかわからないんだ、ほとんど話た事もないしどう声をかければいいのか僕には」

しばらく沈黙した後、俺はロッサに声をかけた

「俺にまかせな、弟分のためだ。俺がなんとかしてやる」
ロッサの頭をポンポンと撫でてやってその日は別れた、


「こいつをやるよ」
2、3日たった後に俺はロッサに3本のCDを渡した。
「これは?」
「ゲームさ、こいつはありとあらゆる女のこましかたがシュミレーションされてる。まあ、中には他のはエロとかグロとかあるが、こいつは到って健全だ」
ロッサはゲームをまじまじとみている
「こいつを全部やってこい、やり終えれば話せるようになってるはずだ」

ロッサにそう言うとはにかみながらありがとうと言った・・・


「俺のせいじゃないね」
「きっかけをつくったのは貴方でしょ!後の事を考えなさい!!」
「後を考えろって言うのは無理だろ、誰が想像する?3本のゲームが20倍になるなんて、しかもギャルゲーからエロゲーにワープ進化してだ」
面倒になったので顔を逸らす、視線を逸らした先には窓、
そこには自分の姿がうっすらと写っている、それを見てトニーは

「本当顔だけはそっくりだ」
不満げにこぼした



[19922] 後先考えない転生者が本人に申し訳なくてトニーと名乗るようです。 (リリカルなのは)【ネタ】
Name: パカ◆7ba89201 ID:f4909370
Date: 2010/07/03 02:39
「はやてさんのお手伝いに行ってください。」
「説明しなきゃならない事、いくつも飛ばしてるぞ?」
カリムの居る部屋に着いた後に言われたのがそれだった。
「貴方の部隊には既に連絡してるので、お引越しの準備をしてください。」
着いて早々に遅れたうまをシャッハが話た俺の電話の事もこみでだ、
「機動六課の事はご存知ですよね?貴方にはそこの隊員となって働いてもらいます」
「はやての部隊に何で俺が行かなきゃならないんだ。」
「あそこには有名な人がたくさん居るので貴方も気に入るでしょう」
「質問に答えてない、ちゃんと訳を話してくれ」
「設備も充実してますし、優秀な人材もたくさんいますし」
「あんた、無茶苦茶怒ってるだろ」
どうやら俺の話を聞くつもりはないらしい、余程、電話の事が頭にきたみたいだ
「機動六課で特に有名な人物は高町なのはさん」
ムンドゥス高町、えげつない弾幕と魔帝ビームを放つ俺が戦わなきゃならない敵だ・・・義務的な意味で。
「それにフェイトさん」
ダークスレイヤーフェイト、彼女が暴挙に走ったら全力で俺が止めるつもりだ。 クライマックス的な意味で。
「言わなくてもわかると思いますがはやてさんもです」
アーカムはやて、こいつはいつか問答無用で倒す、理由は狸的、口が減らない的な意味で、あれ?はやてが一番小物臭いな?
「後は守護騎士の皆さんです。仲良くしてくださいね?」
「やだ」
俺の一言にシャッハは反応する。
「な!?どうしてですか!」
「はやてはともかく騎士達に会いたくない」
「また何かやったんですか」
「・・・。」
回想、シャマル
この時ははやてと一緒にシャマルが歩いていて、はやてがシャマルを紹介してきた時だった
「始めまして八神シャマルです」
「見た目でズバリ言うがあんた未亡人?」
回想、ザフィーラ
状況はシャマル時と大差ない
「八神ザフィーラだ」
「こいつは驚いた喋るワンちゃんとはねワンちゃんコンクールに出たら優勝間違いなしだろうぜ」
回想 ヴィータ
町をキョロキョロ見ているヴィータに
「お嬢さん迷子かい?」
「テメーに関係ねえ」
「口の聞き方がなってないお猿さんだな」
「テメー!!なんつった!!」
ハンマーを叩きつけて言う
「危ね!?悪かったよ、謝るから猿何て言って悪かった」
不機嫌そうに獲物を下ろす
「ゴリラの間違いだった」
回想 シグナム
聞いた話だが
尻、顔、胸に顔を近づけて何やら言ったらしい。



[19922] 後先考えない転生者が本人に申し訳なくてトニーと名乗るようです。 (リリカルなのは)【ネタ】
Name: パカ◆7ba89201 ID:f4909370
Date: 2010/07/04 00:48
ヴィータとシグナム の時の事は覚えてない、シグナムの時は酔っていたしかも凄くだ。

二人の時に共通してるところは気づいた時には息も絶え絶えで汗まみれで部屋の中で立ち尽くしてた事だろう。
言葉を発した後の記憶がない。

シャマル、ザフィーラの時ははやてから死ぬ程、怒られたのは覚えている

「そんな・・・私は弟が粗相をしたというのに謝罪もせず、騎士の皆さんと当然のように会話を・・盟友シグナム殿に謝罪もせずに模擬戦を楽しんでいたというんですか・・・。」

暫く、沈黙した後にシャッハは俺の方に目をむけた、目なんかこれ以上ないくらい血走っている。

「トォォニィィィィ!!!シグナム殿に一体、何と無礼を言ったんですか!!今、すぐに吐きなさい!!」
ヤバい!かなりマズイ状況だ!とりあえず思い出さなければ。
とは言っても酔っていて何も覚えていない!
とりあえず一緒に飲んでいたロッサの言葉を思いだそう・・

「そういやあん時も吐いていたな。最高に汚いアーチだったってロッサが言ってた。」
後、俺には酔拳の才能があるとも言ってたな。ゲロのアーチを描きつつ華麗に避けていたらしい、最低なスタイリッシュだ

「貴方の事などどうでもいい!というか、シグナム殿の前で吐いたんですか!?」

ヤバい墓穴を掘った話を全力でそらさないと

「確かベイビーのスウィーツがナイスでグッドだって言ったんだ。」
「??何ですか!?それは!?」
俺にもわからない、だが似たような事を言ったと思う。

「もういいです!いつだって、貴方は後先考えずに行動する!自分の言葉に責任を持ちなさい」

そういうとシャッハは黙り込む、カリムの手前あまり怒るような事をしたくないのだろう。
カリム万歳
「という訳で俺は行く気がない、悪いね」
「それでは以上でお話は終わりです。頑張って来て下さいね」
徹底的に無視するつもりらしい。
こうなったら俺の話何て聞きゃしない、 俺から折れるしかない訳か
立ち上がって部屋を後にする俺をカリムが呼び止める、
「はやてさんは私の家族同然です。ですから貴方の持つ全てを彼女に委ねてくれませんか?」
「それはレアスキルこみでってことか?」
答えは、はいだ
「そうです。貴方が自分のレアスキルを使いたがらないのはわかっています。そこをあえてお願いします」
暫く、沈黙したあとシャッハが心配そうに俺の名前を呼ぶ、 とりあえず俺はこう答えた

「使う事を神様に誓おう」



[19922] 後先考えない転生者が本人に申し訳なくてトニーと名乗るようです。 (リリカルなのは)【ネタ】
Name: パカ◆7ba89201 ID:f4909370
Date: 2010/07/05 22:55
部屋に戻って見ると20Cm程の大きさのハエがいた。

「おかえりなさい」

とりあえず眼前にいるそいつを叩き落としベッドに寝転ぶ

「何するんですか!」
「黙れ」

俺がそう言うと少し静になった。

「いい加減仲直りしましょうよ。20年以上こんな感じじゃないですか。」

そんな事を言っているが仲直りをするつもりはない。

「私のせいで死んじゃったかもですけどその分素敵な力を手に入れたんですから…」

今、聞き捨てならない事を言った

「素敵な力?確かにね。今の俺はDMC3の能力を使える、リベリオンだって持ってる。だが、それはこの世界の常識の範囲内でだ」

最初は心底喜んだが 今は喜んでいた自分を殴りつけてやりたい

「この世界は科学が基本の世界、悪魔何て存在しないだから半人半魔も存在しない。魔具に関してもそうだ、ないからってデバイスって言う機械じみた物でそれっぽく見せてるだけ」

こっちに来て話を聞かされた時は絶望した、神様の癖して妙に常識的なこいつらに泣きたくなったね

「DMCのダンテみたいにしてくれって頼んだのに、あれは半魔による力が大きいから俺がどの位強くなるかわからない?お前ら俺を舐めてんのか?」

「私はこの世界に転生させる時に聞いたじゃないですか!本当にいいのかって。なのに貴方が後先考えないでいいから早くしろ何ていうから」

いや、そこは前もって説明しとくべきだろ

「大体、私貴方のせいで神様をリストラされちゃったんですよ、今じゃ貴方と合体することしかできません…やだ、私ったら合体何てやらしい」
殺してえ
今のコイツはユニゾンデバイスと言われるものらしく、俺のDTの変わりらしい

「それに強さ云々は私じゃなく大天使様達が決めた事です」
「大天使ってあのハゲ散らかした肥満共か?」

あいつらを見たら信仰している信者達は一斉に聖書に火をつけるだろう

「気になるねいったい何話したんだ」

回想
「という訳でまああの人間の強さはこんなもんで」
「いやあ今回は驚きましたな」
「申し訳ありません。私が不甲斐ないばかりに…あっ私がお酒つぎます」
「これはどうも」
「しかしこの仕事でミスは行けませんな」
「本当に申し訳ありません。あっグラスが空ですよ今注ぎますね」
「すみませんね」
「まっ過ぎた事を気にしても仕方ない飲んで忘れましょう」

天使達の笑い声の中で神様は皆の酒を注ぎ自分はスミの方で一人で酒を飲んだ。



[19922] 後先考えない転生者が本人に申し訳なくてトニーと名乗るようです。(リリカルなのは)【ネタ】
Name: パカ◆7ba89201 ID:f4909370
Date: 2010/07/05 23:03
「ただの宴会じゃねーか!!」

つーか何でコイツが酒ついでんの?
普通逆だろ
ていうか何で誰もコイツに酒注いでやらないんだ?天使より神様の方が偉いよな?
大体コイツ等そんな軽いノリで俺の能力決めたのか

とりあえずサラリーマン天使共は俺がくたばったら、親父狩りの恐ろしさを教えこんでやる

「まあそんな感じの話合いだったんです。ミスをした私は責任をとらされて、貴方が幸せになるようサポートしなければ天に帰れません、早速聞きますけど今幸福ですか?」
「んなわけねーだろ」

全くもって頭が痛くなる。

「俺はそんな宴会の酒のつま程度の議論のせいでこんな事になってんのか…お前等のせいでダンテって名乗るのを諦めたってのに…」
「名乗りたいなら名乗れば言いじゃないですか?」

「俺はDMC全作品のDMDをクリアしてる」

いきなりいった俺の言葉に元神様(ジャンヌと言う名前らしい)がキョトンとしている

「あのゲームはな使う人間の腕次第で強くかっこよく敵と戦う事ができる爽快感が売りだ、ちなみに俺はボス戦をやろうと思えばノーダメージでクリア出来る」

静な口調で一呼吸してから言葉を続ける

「そこまで出来る様になるとな…」

「ダンテに対して!!一斉妥協出来なくなるんだよぉぉぉぉ!!!今の俺はダンテじゃないね!スタイリッシュさのカケラもない実力だってそこまで飛び抜けてる訳じゃない!マジなシャッハとやり合ってみろ!15分位しかもたないんだぞ!」

一気にまくし立てると通信が鳴る

俺はそれにでた。これ以上目の前の奴と話たくないからだ。

「デビルメイクライ。」
「お久しぶり、元気しとった?部屋にいるって事はカリムの話は終わったようやな」

「悪いがまだ開店準備中だ」

通信を切ろうとする俺を慌てて止める。

「まあまあまあ、ちょい待ち、そういきり立つこともないやん」
「OK、はやて要件は何だ?俺に相談事か?部隊作ったから金に困ってんだな。ならアドバイスをやろう。カルトな宗教団体を創れ、名前は夜天教団そこで夜天教皇サンクトゥスはやてを名乗れきっと儲かるはずだ」

「相変わらず訳わからんな」

はやては俺にこれから所属する機動六課の詳細やら何やら説明するため連絡を寄越したようだ。

六課の説明が終わると世間話を始めるま、あそんなに悪くない時間だった。

だが、俺にははやてに聞かないといけない事がある

「騎士達は今どんな感じだ?」



[19922] わからない人へのDMC講座
Name: パカ◆7ba89201 ID:f4909370
Date: 2010/07/06 00:23
この小説はデビルメイクライの専門的なネタが多いので、所々で使われる元ネタを解説するコーナーです。

一話目の部屋に入ってからの行為
これはDMC3のミッション1のOPの元ネタです

スタイリッシュランク
これはゲーム中に敵を倒す時に貰えるポイントの様な物です。ありとあらゆる技を使う事でポイントが高くなります。ミッション終了後にランクに繁栄されます。因みにランクはDからSまで

DMD=Dante must dieモード
ゲームの難易度です。本当にえげつない難しさ、やってみると一番良く解ります。

ピザ
ゲームで主人公がいつも食べている、他に食べている物はストロベリーサンデーしか私は知りません。いつも飲んでいる物はトマトジュースとジントニックらしいです。

スタイリッシュアクション
敵をいかにかっこよく倒すか

トニー
主人公の偽名

ムンドゥス
えげつない弾幕と魔帝ビームを放つDMC1のラスボス、DMDモードで何人もプレイヤーを涙目にしてきた強キャラ

ダークスレイヤー
DMC3にでてきた、主人公の兄の戦闘スタイル、この戦い方はとにかく速い上にヤバい【どの位ヤバいかとゆうと時間を遅くする技があるんですが、それをしても移動が目で追えない程】DMDモードでは何も出来ないで殺されるのもしばしば、3のラスボス

アーカム
DMC3のミッション19のボス、主人公の父の力を狙って主人公の兄をたきつけた黒幕、死んだ振りをして娘を騙したり、別人になりすまして自分の思い通りに事を進めるなどの狸っぷりを発揮するが最終的家族に撃たれて乙。

ザフィーラの回想の台詞
DMC3のミッション3のボス戦の主人公がケルベロスという悪魔にいった台詞、ザフィーラ5人分の巨体

リベリオン
主人公の父の形見の剣、主人公が愛用している

半人半魔
主人公の体の設定、人間と悪魔の間で生まれた。いわばハーフ

悪魔
主人公が倒すべき敵

魔具
悪魔の魂が宿った武器、ボスなどを倒すと手に入る

DT=デビルトリガー
主人公が悪魔の力を解放する時の名称、速さ、腕力、耐久力、回復力などが底上げされ、姿も人間とは程遠くなる。

ダンテ
主人公の実名

「悪いがまだ開店準備中だ」
DMC3のミッション1のOP

夜天教団 サンクトゥスはやて
本当は魔剣教団、サンクトゥスはそこの教皇、人を言葉巧みに自分側に引き込むのがやたらうまかったり、前教皇を毒殺したりする狸爺



[19922] 後先考えない転生者が本人に申し訳なくてトニーと名乗るようです。 「リリカルなのは」【ネタ】
Name: パカ◆7ba89201 ID:f4909370
Date: 2010/07/06 08:36
「どんなって何が?」

やたらニコニコと機嫌良さそうにはやてが笑う。

「何か変わった事はないかって事だ」

騎士達とは5年位前に一度あってそれっきりだ。
次にあったら命がないと思っていたので意図的にさけていたのだ。はやてとは連絡先を聞いていたのでそれなりに交流があるが

「ザフィーラとシャマルは?俺の事何かいってたか?」
「いやあ、二人は何もいってへんよ」

聞いたか?今【二人は】って言ったぞ?
この場合【二人共】ってのが正しい言葉のはずだ。
いや、わかってはいるさ、こう言う言い回しをする時のはやては大概意味がある

「二人は…か。じゃあもう二人の事を聞こうか」
「シグナム、ヴィータはトニーの事は知らんから、トニーには何も言ってへんよ」

確かにそうだ、ザフィーラ達は自己紹介してる時だから顔と名前はわれているが、シグナム達はたまたまあっただけ、だからはやて達が言わない限りばれる事はない、はやてがこういうのなら恐らくはバレてないんだろう
しかし先程の言葉も若干妙なニュアンスがあった

【トニーには何も言ってない】

トニーにはと言う事は他の奴の事は言っていたという事だ

「じゃあ他の奴の事でいい何か気になる事言ってなかったか?」

そういうと表情が一変し、真剣な顔になると静かに語り始めた…

「あれは二ヶ月前カリム達に会いに行く時やった…」

回想
「はやて、あたしさ銀色の西瓜探してるんだ」
「銀色の西瓜?」
「うん、ここずっとベルカ領で探してるんだけどさ見つからなくて…」
「へえ…」
「はやて…あたし今度こそ西瓜割り出来るかな?」

回想 終了

「って言ってたわ」
「きっと欲求不満なんだ大量に西瓜を買い与える事をオススメするね」

あいつの気持ちは良くわかった。

「シグナムは?」
「聞いて驚きなんと恋わずらわいや」
「恋わずらわい?」
「そっ。だって…」
回想

袈裟に、横なぎに、立てに剣をふるう
彼女の体からは大量に玉のような汗が流れている
イメージをしているのは一人の男、
彼女はイメージの男を何度も何度も斬りつけた
稽古が一通り終わり彼女には珍しく独り言をこぼす

「初めてかもしれん…一人の男のためにこれ程剣を振るったのは。」

その時の顔を一言で表そう、鬼

回想 終了

「なあ恋しとるやろ?」

死ぬかもしれない
本気でトニーはそう思った

「なあはやて」
「何?」
「助けてくれ」
「うん、無理」



[19922] トニーの技についてのシャッハの考え方
Name: パカ◆7ba89201 ID:f4909370
Date: 2010/07/06 10:24
トニーの技についてシャッハが思っている事を簡潔説明

今回はリベリオン

形状は長身のトニーと同じ程丈がある大剣、本来髑髏の装飾がされている所にデバイスコアがついている。

ドライブ

魔力を圧縮して相手に魔力刃を飛ばす、少し無防備になるがカートリッジ次第でかなり威力が期待出来るのでシャッハの評価は高い

ソードピアス

剣を投げる技、トニーがやると剣が戻って来ない。
思慮にもあたいしない程無駄な技、武器を投げるという行動が既に許せないらしい。この技をするとシャッハの毛一本程の容赦の心が消える。

ダンスマカブル

流れるような剣の連撃、洗練された剣技 一撃の速さ、威力が高いためシャッハの評価は高いが最後の方にあるポールプレイをしながらの蹴り技が無駄、ポールプレイをはじめるとシャッハの毛一本程の容赦の心がなくなる。

一度最後までダンスマカブルの連撃を見ていた事があるようだが、二、三回廻ると盛大にトニーが転んだ。

ハイタイム

下から上の切り上げ、とくに思う所はないらしい

兜割り

空中にいる時に急降下して剣を叩きつける技、動きは速いので評価はまあまあ

エリアルレイブ

空中の連続攻撃、シャッハの評価は高い

スティンガー

一足で一気に敵との距離をつめて突きの一撃を叩きこむ技
カートリッジ次第で威力と速さが上がるためシャッハの評価はかなり高い

ミリオンスタンプ

スティンガーの後に繰り出す突きの嵐、これを受けるとシャッハも足を止め迎撃にのり出す程の圧倒的手数を誇る、
今の所、リベリオンの技の中では最高の評価。

プロップ

剣を立てに風車のように回す技、使うとシャッハがかなりイライラする。無駄な事このうえない。
因みに回してる間にシャッハがトンファーをぶつけると盛大に剣が吹っ飛ぶ。使うとシャッハの容赦の心が消える

シュレッダー

プロップを繰り出した後にだす技、プロップとさほど変わりはない、シュレッダーの方が回転すうが速いらしいが

だから何?

と言うのがシャッハの感想。

シュレッダーまで使うとシャッハがカートリッジをロードしはじめる。




[19922] 後先考えない転生者が本人に申し訳なくてトニーと名乗るようです。 「リリカルなのは」【ネタ】
Name: パカ◆7ba89201 ID:f4909370
Date: 2010/07/06 17:49
「俺がどんなに良い奴なのかお前の口から言ってくれ。あの時は間が悪かったんだと、話せばきっとわかりあえると伝えてくれ」

「無理やなー。トニーに良い人の要素ないもん」

家族に嘘はつけないと言いだすはやて、だが、そんなもん知った事じゃない。今は俺の命が懸かってるんだ

「頼むはやて!騎士達を何とかしてくれ」

必死に頭をさげて頼みこむ

「これはトニーが悪いんやで?シグナム達が恐いからって謝るの先送りにするから。」

ため息をつき少し考えてから

「わかった。それじゃあ、アドバイスだけならしたる。」

「感謝するはやて。流石は俺の親友だ頼りになる。」

「まあ、ウチの子達にトニーのジョークはきっついだろうからな。そりが合わんのも予想は出来たし、トニーかて別に悪意あって言った訳やないんやろ?」

はやての言う通り、あいつらには柔軟さが足りない。俺の言葉に一々反応していては俺と話なんてできない。
俺は決してあいつらが嫌いな訳ではない。じゃあ何で俺があいつらにあんな事を言ったかだが、
ただ言ってみたかっただけなんだ他意はない。

「流石にわかってるな、俺はシャイ何だ。だからついつい心にもない事を言ってしまう。」

「うん、ウチも10ある内の話、2くらいできいとる」

それは酷くないか?

「それでどんなアドバイスをしてくれるんだ?」

「ズバリ、誠心誠意をこめて謝るこれが一番や」

…ふざけてんのか?

「シグナムもヴィータも騎士や誠心誠意本当に悪いと思って謝罪すればわかってくれるハズや」

目から鱗が出た気分だ。確かに二人とも誇り高いベルカの騎士だ。本気で謝れば許してくれないはずがない。
想像してみろ俺があの二人に謝る姿を…
想像

「二人共、あの時は本当にすまなかった。
お前らに対して本当に酷い事をしたと思ってる。
どうしてあんな事を言ってしまったかと言うと
ただ言ってみたかっただけだったんだ本当にすまなかった。」

「Die」
「ブッつぶれろ」

終了

「…危うく騙される所だったぜ、この狸め」

全く持って成功するとは思えないね

「あれ?アタシ善意で言ったのに何でこないに言われなあかんの?」

「もういい…諦める。はやて六課入隊の時、こっそり俺とあってくれ」

「何で?」

「封筒を渡したいんだ」

「遺書?」

「辞表だ」

「却下」

結局のところ騎士達の問題は何も解決する事が出来ずはやての通信を切った



[19922] 後先考えない転生者が本人に申し訳なくてトニーと名乗るようです。 (リリカルなのは)【ネタ】
Name: パカ◆7ba89201 ID:f4909370
Date: 2010/07/07 09:26
カリム達との話は既に昨日のこと

俺は昨日の為に長期の休暇を取ったためしばらくは休みだ、因みに今日の予定がない
正直、暇で仕方ない夜ならば予定もあるんだが…

ベッドに寝そべりながら考えてるとふと あることを思い出す

「そういや無限書庫に依頼してる事があったな」

脳裏にそこで働く知り合いの顔が浮かぶ

「暇だし行くか」

………………………

「魔剣スパーダについての記述はあったか」
「ないよ」
「じゃあ魔具については?」
「それもないね」
「じゃあ、スパーダのおとぎ話とかは?」
「なかった」
「…使えねえ図書館だな」
「無限書庫を図書館と一緒にするな!!」

違うのか?別に大差ないだろうに

「君もやってみればわかるよ」
「はっ!何言ってんだ?誰もやりたがらないからお前がここにいるんだろ?」

そういうとユーノがため息をついて、まーねと言った

「暇なんだ、ユーノ今日一日俺の為に時間を使ってくれ」

露骨にいやそうな表情をするユーノ

「言い回しがキモいね」
「ああ、ロッサの真似だからな」

そういうと俺は目の前にある紅茶に口をつけた、ユーノはロッサの真似に対してああなるほどと言った感じに頷く

「僕は暇じゃないんだけどね。用がないなら帰って欲しいんだけど」
「用ならある」

持って来てたアタッシュケースをテーブルの上に置き開いた
中にはミッドの札束がギッシリと詰まっている

「…ねえ、前から思ってたけど、このお金どっからわいてくるの?」
「競馬で大穴当てた」

競馬には月三回程、行っている。給料を三分割ほどして勝負に挑む。
今回二回はハズし最後の三回目で大穴で当てた。
因みに三回共全部大穴に賭けている

「前は宝くじ当てたって言ってなかった?」
「三等な」

宝くじが当たったから競馬にのりかえたんだ

「…さっきから何で不機嫌そうなのさ?」
「ギャンブルに大勝するなんて俺じゃない」

転生者の幸運スキルという奴らしい、ダンテは確かギャンブルが弱かったハズだから大負けしてやろうと思ってたのに全く無駄な物をつけてくれた

「これで引き続き調べてくれ」
「ねえ、そのお金…こんな事に使わないでさ、もっと他の事に使おうと思わない訳?」

思わないな、大体

「金何て使う為にあるもんだろ」

「!!謝れよ!!数多ある次元世界にいる!貧困で困ってる人達に謝れ!!!」

やなこった
そんな事より

「高町の事なんだが」



[19922] 後先考えない転生者が本人に申し訳なくてトニーと名乗るようです。( リリカルなのは)【ネタ】
Name: パカ◆7ba89201 ID:f4909370
Date: 2010/07/07 10:50
「いきなり何でなのはの話になるのさ。」
「お前高町に惚れてるだろ」
「ちょっ!?何でそんな事知ってるのさ!」

ロッサに聞けば大概の情報は手に入るからな

「そんな事はどうでもいい。高町の事で俺がアドバイスしてやろうと思ってな」
「なのはについては君よりも僕の方が知ってる。大体君、会った事あるの?」
「ないが何も知らない第三者だからこそわかることがある」
ユーノがため息をはく、何で知ってるかは気になるところだが話てくれないだろう。
アドバイスに対して別にいいと言ってやりたいが恐らく断っても勝手に喋りだすだろう

「アドバイスってなんだい?」
「諦めろ」
「!!アドバイスの意味わかってる!?」
俺はため息をはき言葉を続ける

「告白にはパターンが二つある何かわかるか?」
「何さ?」
「告るか、告られるかだ」
それが何だと言った表情をユーノが浮かべる
「OK、わかりやすく説明してやる。ユーノ、お前、高町に告る方か告られる方どっちがいい?。」
最初訳がわからないと言った感じだったがしばらくして
「…告白する方」
「はっ!お前にそんな度胸あんのかよ?」
「君が聞いたんだろ!!」
「OK、なら告った場合の高町の反応を俺がわかりやすくシュミレートしてやる。」

想像

「なのは、僕は君の事が好きなんだ。」
「そう…私知らなかったよ、ユーノ君」 なのははほんのり頬を染めて言葉を続ける
「ありがとう。ユーノ君、私嬉しいよ。だから受け止めて!これが私の答えスターライトブレイカァァァァ!!!」

終了

「おお!よかったなユーノ」
「何が良いんだよ!大体こんな事あるわけないだろ!何でいきなり撃たれなきゃならないんだよ!!」
「スターライトブレイカーはOK、ディバインバスターはごめんなさいだ」
癇癪を起こすユーノにそう言ってやった。微塵も嬉しくなさそうだ
「じゃあ告白されたらどうなんのさ!」
「告白されたら…」
想像

「私ユーノ君が好きなの」
「な!なのは?」
「だから届いて私の想い。恋の魔法スターライトブレイカァァァ!!」

終了

「結局撃たれるんじゃないか!!ていうか何で告白で砲撃魔法を撃たれなきゃいけないんだよ!愛が重すぎるよ!」
「まあ良かったじゃないか。俺の予想に反してうまくいきそうで」
SLBさえ攻略出来ればな
「大体何で撃つ以外の結末がないんだ!おかしいだろ!」

そんなの決まってる
「あいつが魔帝少女だからさ」



[19922] 後先考えない転生者が本人に申し訳なくてトニーと名乗るようです。(リリカルなのは)【ネタ】
Name: パカ◆7ba89201 ID:f4909370
Date: 2010/07/08 00:05
その一言に妙に納得したのか。ユーノがぶつぶつと一人言を言い始めた。

いや、そんな事は… でも確かに…

などと言う言葉が聞こえる。
今のユーノには俺の想像が既に現実に起こりえるかも知れない可能性の一つになってるのかも知れない。
俺はユーノの考えがより現実味を持たせる為に言葉を続ける
「これはどうしようもない事何だ。奴が魔帝少女である以上お前の恋が実ってもその先のSLBはたえられない。諦めるんだな。」
言い終わると俺は立ち上がって部屋を出た。出た後に何やら叫び声が聞こえたが知らないふりをする。
いくらなのはが魔帝でも告白してきた相手に魔帝ビームを放ったりはしないだろう
しかし今のユーノは俺の言葉に錯乱してそんな事すら気づいていない。
憐れユーノ
とりあえず腹が減ったので部屋に戻る事にした。

ーーーーーーーーー

朝早くに無限書庫に行って、戻って来たのは2時少し前、
部屋の近くまで行くとシャッハが立っているのが見えた。

「何やってんだ?」
そういう俺に手に持っていた物を差し出す。弁当のようだ

「差し入れです」
「何だ?通い妻の真似事か?」
「ハッ!そんな良い物にみえるんですか?」

見えないね、シャッハの薄笑いをみればわかる。

「貴方の部屋でご飯を食べようと思ったのです。何かと都合がいいので」
「都合がいいって何が?」
「部屋にある不必要な物を一掃する事。」

ろくでもない事を考えるな…
「別にいい、全部必要だ」
「貴方は一般の価値感と程遠いセンスをしてますので信用出来ません」

まずいな今入られたら俺の部屋の備品がテーブルと椅子だけになる気がする
何とかして阻止せねば

「俺よりも無駄な物を持ってる奴がいるだろ」
「誰です?」
「ロッサだよ、帰って来てるんだろあいつ?」
「ご安心をロッサの事なら改善しました。今のあの子の部屋は綺麗な物です」

ロッサの趣味が改善 ?有り得ねえ

「クローゼットの中は見たのか?」
「ええ、もちろん何もありませんでした」
「その中にはコートが入ってたよな」
「ええ」

こりゃ気付かなかったみたいだな

「あいつのコートの数は30着、その全部に内ポケットが2つづつついてある。ポケットのでかさはCD一つ入れる何てわけない大きさだコート30×ポケットの数2あれ?何かの数と一緒だな?」

そういうとシャッハは突然走りだした、向かった場所は言うまでもない
俺はすぐに部屋に戻り鍵をかけた



[19922] 後先考えない転生者が本人に申し訳なくてトニーと名乗るようです。 (リリカルなのは)【ネタ】
Name: パカ◆7ba89201 ID:f4909370
Date: 2010/07/08 10:12
部屋に戻ってからはトニーの部屋にシャッハは来なかった。
おそらく、ロッサの抵抗が激しかったのだろう。

飯を食った後2時間程ベッドで横になってから、トニーは立ち上がって再び外出の準備をした。

これから朝言っていた夜の予定に向かうからだ。

トニーは準備をすると足早に部屋を後にした。

ーーーーーーーーー

ベルカ領の使われていない建物の中にトニーはいた。

身の丈程もある大剣型のデバイスをただひたすらにふるう。

剣を振るトニーはいつもの軽率な顔とは一変して真剣だった。

乱れた息、玉のような汗からかなりの時間やっているようだ

トニーの振る剣は正直なところ、褒められたもんじゃない。
ただ力任せに振られ、振った剣もかなりブレている。

シグナムが見たら
何の冗談だ?

といわれそうなくらい酷かった。

トニーの剣技のレベルが低いのは彼自信に問題がある。

トニーが誰にも教えをこわなかったのだ。

通常、魔導士には闘いを教えてくれる師なり教官なりいるはずだが、
師匠何てものはいなかったし、教官の話は形だけやって見せて後は右から左に聞き流した。

何故そんなことをするかというと理由は簡単
他人の手を借りて強くなりたくなかったからだ。

転生した頃、ダンテのように生きると決めてから自分の力で強くなると決めた。

剣技はゲームの記憶の印象でやり、ただひたすらに自分の力だけで強くなり続けた。

しかし、それにも限界が来たようだ

ここ10年自分が全く上達していないのに気付いてしまった。
これ以上は誰かに教えを請わなければおそらく成長しないだろう。

しかし、踏ん切りがつかない。

何せ20年間続けて来たのだ。
今更、自分の生き方を変えたくない。

今、自分のやっている訓練も無駄なのもわかってる。
だが、ここまで続けるともう意地だった。

それに今諦めたら

俺はダンテになれない

いつか強くなってトニーの名前を捨てて、ダンテを名乗るそうして始めて俺はこの世界で幸せになれると信じてるから俺は諦められないんだろう

それにダンテ無双もしてみたい






[19922] 後先考えない転生者が本人に申し訳なくてトニーと名乗るようです。(リリカルなのは)【ネタ】
Name: パカ◆7ba89201 ID:f4909370
Date: 2010/07/09 09:35
僕の部屋で待つ

夜の予定を終えて、部屋に戻るとそんなことが書いてある貼り紙がはられていた。

誰がやったか検討はついてる
とりあえず、俺は貼紙をはったと思われる人物の部屋に向かった

ーーーーーーーーー
部屋の前に来てノックをした後すぐに部屋に入った

中を見ると酷いありさまだ

クローゼットはドアの原形をとどめてなく、中にあったコートなどは部屋の中心に集めてありこれ以上ないほどボロボロだ。

「…来たみたいだね」

奥の方で窓に背中を向け俯いて座っているロッサがいた。

窓からの月明かりのせいで表情が伺えない

「ひでえパーティーだな酒もねえ、食い物もねえ、女もいねえ」
「パーティーに読んだつもりはないけど」
「気にするな、ノリで言っただけだ」

静かな口調で俺の軽口に返すロッサ。
相変わらず、表情が見えない

「酒も食べ物もない…けど女の子ならそこに…」

そういうとロッサが指をさす

指したのは部屋の中心にあるコートとその近くに細々と錯乱している破片、おそらくロッサはCDの事を言いたいんだろう。
いつもCDゲームの事を彼女達と言ってたから

「酷いありさまだろ?彼女達を護ろうとしてこの様さ。今日ほど自分の無力さを思い知らされた日はないね」
「まあ…あれだ、ドンマイ」

意気消沈しきっているロッサにそれしか言えなかった。
自分のせいでこうなったとは言えさすがにドン引きだ。

「お前とは半年は会ってない、久しぶりにあったから感動の再会と言いたいが感動の別れだったらしいな」

「そうだね、彼女達と感動の別れだ、そして君とも」

ロッサの意味がわからず聞き返す

「どういう意味だ?」

「シャッハに聞いたよよくもバラしてくれたな君のせいで彼女達がこんな目にあった」

つまりあれだロッサは俺に逆恨みしてるようだ

「君を痛め付けて彼女達の無念をはらす」

どうゆう思考回路してんだ?
とりあえずロッサが戦闘体制に入ったのでこっちも構える

「どうやら俺を痛め付けるのがお望みらしい。まあ簡単にやられるつもりはないけどな」

右手の甲をロッサに見せ付けるように掲げる、五指全部に指輪がついてあり一つ一つに別の装飾がつけられている。

今回は人差し指の剣の装飾が光だし、その手に大剣が握られる

「ShowTimeだ」

最高に格好悪い戦いが始まる。




[19922] 注意事項
Name: パカ◆7ba89201 ID:f4909370
Date: 2010/07/09 13:35
今ようやく戦闘パートに入れそうなんでが、今まで携帯で執筆しているため。

戦闘描写が薄っぺらく中身がない物になりかねません。
しかしここは今までとまた違って重要なものになると思いますので、真剣に書きたいと思います。
ですから話を読むさいに

何でこんなところで話をきったんだ?

と思われると思いますが、何とぞそこは温かい目で見てください。よろしく、お願いします。



[19922] 後先考えない転生者が本人に申し訳なくてトニーと名乗るようです。(リリカルなのは)【ネタ】
Name: パカ◆7ba89201 ID:f4909370
Date: 2010/07/10 10:08
とりあえずドアを蹴破り廊下に出た戦うには狭いからだ。
でたあとは廊下の窓をぶちやぶり、外でロッサが来るのをまつ

しかし来たのはロッサではなく、緑色に透けている犬だ

それは窓から飛び降りるとこちらに向かって突っ込んでくるがトニーはそれを横に大きく跳んでかわす、

「いい子だ!来いよ!」

手を叩いて挑発すると大量に魔力で作られた猟犬共が次々と突っ込んでくる。

トニーは大剣型デバイス、リベリオンで目の前の犬を串刺しにし、刺した犬をそのままにして、ハンマーなげのように体を回転させ遠心力で向かって来る犬共を次々ぶっ飛ばす。

向かって来た連中をあらかたかたずけると回るのをやめ、少し振らつきながら今だに刺さってる犬を蹴り飛ばして引きはがす、

「…気持ち悪い」

少し回り過ぎた

そんなことを思っていると再びこちらに向かって突っ込んで来た。

犬共が自分を取り囲み、全員が同じタイミングで一斉に跳びこんでくる

それを見て取ると持っていた剣を地面に突き刺し、左手を目の前に突き出した。

右手と同じく左手にも指輪がつけられている

「change!」

そう宣言すると左手が発光し地面に刺さった剣は消え、左手に巨大な銃が握られる

コヨーテといわれるショットガン型のデバイスだ

「ファイヤーアークス!!」

ヌンチャクのように銃を振り廻し、向かってくる犬共を散弾した魔力弾で吹っ飛ばす
しかし猟犬は体制を立て直し、再び一斉に向かってくる

「ファイヤーアークス」

再び振り廻して吹っ飛ばす
しかし体制を立て直し再び襲い掛かる

「とりあえず、ファイヤーアークス!」

またもや銃を振り廻して迎撃する
しかし再び…以下略

「何が何でもファイヤーアークスゥゥゥ!!!」
「ちょっ!?卑怯だぞトニー!!」

いつの間にかロッサが外に出ていたらしい

「勝負なんざ勝ちゃいいんだよ」

今だけはプライドを捨てる。
ていうか外面イケメン内面オタクに負けるなんて嫌過ぎる。それに…

「兄より優れた弟など存在しない」

今だけ俺はジャギ様だ

戦いの余波で地形が酷い事になってる。
今更だが俺達が結界を張り忘れた事に気付く、後始末が大変そうだ。

そんなことを考えていたら周囲にいきなり結界が張られる

俺じゃない、じゃあロッサ?いやロッサでもなさそうだ

「二人共何をしているんですか?」

もう俺には誰かハッキリわかったそしてこれからの事も…



[19922] 後先考えない転生者が本人に申し訳なくてトニーと名乗るようです。(リリカルなのは)【ネタ】
Name: パカ◆7ba89201 ID:f4909370
Date: 2010/07/11 11:13
ショットガンを持ったノリで悪役の真似をしたらヒーローが来やがった。
きっとスタイリッシュに決めなかったから罰があたったんだろう

「警備の者が
私の身内だから何とかしてほしいと言われたのできてみれば…」

シャッハがため息をついてこちらを睨みつける、
眉間のしわなんかがピクピクと痙攣している

長年の付き合いの俺ならわかる。
シャッハはかなり怒ってる。
俺達を殴り飛ばす程度には

「覚悟はよろしいですか?」

やだ!殴られたくない!何としてもシャッハの怒りを鎮めなければ、
火に水をかけるみたいに

「横からしゃしゃり出て僕達の邪魔をするのはやめてくれシャッハ。僕のメインはトニーだ!部外者は僕達の戦いが終るまでスミの方にいてくれ」

「何ですって?」

火に水どころか油をぶちまけやがったよこいつ

「随分と勇ましいですね。ロッサ
先程痛め付けたのにまだこりていないようで」

「ハッ!懲りるって何?僕は何も悪い事はしてないよ」

まあこいつの趣味自体、害がある訳じゃないからな。

悪い事つったらシャッハにエロゲーを隠した事くらいか?

「戯れ事を!まあ何と言おうと貴方達二人のせいで周囲に迷惑をかけたのは事実です。二人にはお仕置きさせて貰います」
「どうあっても邪魔をするつもり?」
「ええ、これ以上周りに迷惑をかけられませんから」

「…わかった。というわけだトニー。今は一度休戦してシャッハを倒すのに専念しよう。なあに僕と君の二人なら何とかなるハズさ」

トニーはため息をつきロッサの横に並ぶ

「今回はお前につきあってやる」

お互いに薄く笑ってシャッハに向きなおる

暫くシャッハと睨みあうと気合いの声と共に走り出した

「「ウオオオォォォォォォォ!!!」」
シャッハとは反対の方向に

二人は驚いていた。
協力してシャッハを倒すはずの相棒がシャッハとは反対に走り出したのだ

つまり逃走

どうやら二人共、シャッハに突っ込んだ兄弟分を置いて逃げるつもりだったらしい。

さすがは兄弟分互いに考える事は一緒のようだ

その意図に気付いたのか互いに睨み合う。この裏切り者といいたそうな目でだ

二人が同時に逃げ出した今、シャッハの次の行動は一つ俺達を追いかける事だ

「逃がしませんよ!!二人共!!」

トニーとロッサは自分の方にシャッハが来ない事を聖王様に祈りながら別々の道を逃げた。





[19922] 後先考えない転生者が本人に申し訳なくてトニーと名乗るようです。(リリカルなのは)【ネタ】
Name: パカ◆7ba89201 ID:f4909370
Date: 2010/07/11 15:41
トニーは逃げる場所を夜に鍛練していた廃墟に決めていた。

逃げてる間後ろを振り替えず無我夢中に走り続けた。

シャッハに捕まる事もなくそこに辿り着く事ができ、トニーは中でホッとしながら壁に寄り掛かる。

シャッハが来ないところを見るとどうやらロッサの方に向かったらしい

「何でこんな目に会わなきゃならない」

自分は完全に被害者だと言うのに俺までお仕置きとは納得出来ない

トニーはイライラして足元にある石を蹴っ飛ばす

「ご機嫌斜めのようですね」

「…シャッハ」

ロッサを追っていたであろうシャッハが廃墟の中に入って来た。

「ロッサはどうした?」
「既に捕まえました。あとお仕置きもしておきましたが」

どうやらあいつは随分と早くにやられていたらしい。
役立たずな奴だ

「この場所をロッサから聞き出したのか?」

「そうです。しかし此処に居るとあらかじめ予想は出来てましたが」

「どういう事だ?」

「貴方は昔から訓練所ではなく、人が来ない場所を好んで鍛練していましたから。この場所は隠れるにはうってつけです」

一歩一歩ゆっくりとシャッハが近づいてくる

「子供の頃から貴方は一緒に誰かと訓練をするのを極端に嫌ってました。いえ自主的に訓練さえしなかった。
人がいるまえでは絶対に」

「……」

「私が人気のないところで貴方が一人で訓練していたのを見た時もそうです。見られた貴方は二度とそこには来なかった」

静かな口調でトニーに語りかける

「誰にも見られないように鍛練を20年間も続けた。そこまでして自分の努力を誰かに知られるのが嫌なんですか?」

シャッハが言葉をはっするたび、トニーの顔が徐々に歪んでいく

「一体どうして?」

決まってる

「トニー・R・ヌエラは努力しなくても強い」

そう俺が周りにみせるためだ

「馬鹿な!?努力せずに強くなれるハズがありません!!」

「どうでもいいだろ?そんなことは。ていうかあんた何しに来たんだ?どうして俺がそんなことをするのか聞くために来たのか?違うだろ。あんたが此処に来たのは俺をお仕置きするためだ。」

そういうとデバイスをシャッハに向けて構える。

「トニー…」

「お喋りは終わりだ。始めようぜ?」

そういわれてシャッハもバリアジャケットを装着し、トンファー型のデバイスを構えた



[19922] 後先考えない転生者が本人に申し訳なくてトニーと名乗るようです。(リリカルなのは)【ネタ】
Name: パカ◆7ba89201 ID:f4909370
Date: 2010/07/30 08:05
シャッハがデバイスを構えた。
それを見た俺はカートリッジを二発ロードして渾身のスティンガーを叩きこんだ。

一足で地面を滑るように距離をつめ、シャッハに肉薄しそれから…

「…なにがあった?」

気がつくと天井を見ていた。

ていうかここ俺の部屋じゃね?

「何がおきた?」

訳がわからないが頭がクラクラして意識がハッキリとしないため仕方なく顔を洗う事にした。

洗面台に向かっていった。
蛇口を捻って水をだす。
洗面台に立つ時に正面を見ないように下を向きながら移動する。

理由は鏡が在るからだ。

トニーはここ数年、鏡を見ようとしていない。

決して不細工だから見ないのではない。

寧ろ整っていると言える。輝く銀髪に少し高めの鼻、緑色に染まってる瞳、190Cm以上の長身、
はたから見ても筋肉があるとわかる体つき、
見て不快に思う容姿ではない。

本当に原作通りの見た目だ

しかしだからこそ嫌だった。

ゲームでは無敵の力を誇るダンテ、その立ち振る舞い言動は ダンテが強いからこそよりいっそう容姿が生きてくるのだ。
戦うにしても敵を挑発するにしても一々絵になる。
俺が挑発をしたら挑発にすらならない。
俺がしてもただのハッタリになるだろう。
理由は簡単俺が弱いからだ。

挑発は強者の特権、心に余裕がないとできない。
基本、戦いの最中に言葉を発するのは異常だ
相手をどう倒すか、どう生き残るか。

という思考が普通で言葉を交わす余裕がないからだ

鏡を見るたびに今の自分と原作のダンテを比べてしまうため鏡を見るのを辞めたのだが、今はそうもいってられない
頬っぺたが痛むからだ。
朝は混乱して気付かなかったが今物凄く痛い

仕方ないので目の前の鏡に視線向けた。

そこにはいつも通りの容姿………はなく

こぶ取り爺さんが立っていた

「うわあぁぁぁぁ!?!!?」

いやこぶ取り爺さんじゃない。
顔をボッコリ腫らせた間抜けな自分の姿だ。

この鏡を見た瞬間全てを思い出した。

スティンガーがあたる瞬間、
シャッハは姿勢を低くして剣のを下くぐり抜けるようにかわし、トンファーで自分の頬を張り倒した。
おもいっきし前に出た所にカウンターを喰らったのでとんでもない威力だった。
それを喰らって意識を手放した

多分、シャッハが俺を倒すのに30秒もかかってない。
あれだけ大口叩いたのにこんな幕引きだなんて…

「…No.Sutairisshu」



[19922] 後先考えない転生者が本人に申し訳なくてトニーと名乗るようです。(リリカルなのは)【ネタ】
Name: パカ◆7ba89201 ID:f4909370
Date: 2010/08/03 02:39
「どうしました?大きな声でしたけど」

キモ妖精が俺に声をかけてきた。
かなり心配そうな表情をしている

「あ!鏡見ちゃったんですか?」

「ああ、見なきゃよかったって今、後悔してるところだ。」

頭に血が上ってたからってあんな無様な負け方をするなんてな。

?そういや…

「シャッハはどうした?」

シャッハとは昔から暇さえありゃ模擬戦してた。

その際には必ず俺が負けてシャッハが怪我した俺の面倒を見るってのがいつもの事だったので

何か変な感じする

まあ、今だけはそうであってほしくないのだが…

「シャッハさんは最初は自分が看病するって言ってましたけど、私が面倒みるから大丈夫ですって言って帰ってもらいました。」

「何で?ていうかよく引き下がったな」

「トニーさん今回すぐやられちゃったて聞きましたので、
凄くショックを受けてると思うから時間を置いた方がいいですよ?みたいな事を言ったら割とあっさり」

良くやってくれた

「気がきくな。助かった」

「いえいえ、心のケアをするのは私の役目ですから。それに前に

15分、シャッハの攻撃に耐えぬいたぞって喜んでましたから秒殺されたのは余程ショックだろうなと」

「まさか30秒でやられるとは…」

「えっ!?30秒じゃないですよ?シャッハさんが言うには距離がつまるのに1秒、渾身の一撃を入れるのに1秒、倒れて動かなくなるのに2秒だそうだから4…」
言い終わる前にジャンヌを鷲づかみにしてゴミ箱にほうり込む

「何をするんですか!!」

「うるせえ!!余計なこといいやがって!わかってたさ俺がそのくらいの時間でやられたのはな!だがその辺の事はあまり考えないようにしてたんだ!
それをわざわざ詳しく説明しやがって本当に気のきかない奴だ!!!」

「そんな酷い!良かれと思ってやってるのに」

俺は無視をしてゴミ箱の上に重しをのっける

「今日だって一生懸命看病したのに!」

俺はテーブルに向かってティッシュを取り鼻をかむ

「神様をリストラされてあなたのために尽くして20年。」

鼻をかんだ後、喉がイガイガするので、
喉を汚らしくならしてタンをはく

「なのに一向に感謝されない」

テイッシュを丸めて今度は鼻をほじる

「ああ私って不幸…」

俺はゴミ箱を開けて一言言った

「Go to hell」

持ってたベチャベャなティッシュをほうり込む

再び蓋を閉めると悲鳴があがった



[19922] Tony may cry4 <ネタ予告> 書いて今更ながら後悔してる。しかし書き直したりしない。
Name: パカ◆7ba89201 ID:f4909370
Date: 2010/08/06 10:00
「新しい宗教団体?」

「そうです。心当たりは?」

「あいにく聖王様以外の宗教は詳しくない」

「3年程前にできた組織です。しかし信者が多く何より黒い噂が絶え間せん。この組織は各方面からロストロギアを集めているという噂があるようで、ロッサの猟犬を放ったのですが尽く排除されて情報が掴めません」

「向こうの粗を探してたのか?宗教がらみの潰し合いはおっかないね。
ところでその宗教の名前は?」

「夜天教団」

「…マジ?」

俺の任務は長期間、夜天教団が拠点としている町に滞在して情報を得る事と

「フォルト〇ナへようこそ、トニー!歓迎するわ」

首謀者である少女の監視…

身内だし何もない事を祈っているしかし…

「ロストロギアとはね」

調べていく内に高まっていく噂の信憑性 、裏付け

「裏付けは済んでる。これ以上馬鹿な事は辞めろ。」

「私は次元世界の救済をしたいんよ。トニーには悪いけど、夜天の空からあたしが神様になる所をみとき」

一挙に変わる平和な町並、街の人間全てが敵

統率された兵士、見た事のない魔導生物、そして主を守る守護騎士達…

ピンク髪のダイナマイトオッパイや

「選ばれた人間だけが生まれ変わる事ができる。
守護騎士としてな!」

「…生まれ変わるも何も最初からお前は守護騎士だろ」

「騎士団長アンジェロ・シグナム!参る!!」

露出が多い服を纏い、豪快な動きで相手を殲滅する美少女

「あたしの名はグロリアヴィータ!!」

「え!?お前がグロリア!?無理無理無理無理!!シグナム並のエロさを見に付けてから出直してきな!」

地下で怪しげな実験を繰り返す未亡人

「こんな物を作って一体どうするつもりだ?」

「こんな物!?口を慎みなさい!私の料理にケチを付けるつもりですか!!」

数々の苦難と強敵、果たしてトニーは生き残る事ができるのか。
いやそれよりシリアスに戦う事が出来るのか。

「…あたしが次元世界の神になったる」

Tony may cry4

ーーーーーーーーー

「という夢を見た」

「質問してもええ?」

「何だ?」

「BAD ENDしか想像出来へんけど?トニーがあたし等に勝つのは無理やろ」

「夢の中くらい良いだろうが!!!」

「後もうひとつ」

「何だ?」

「ザフィーラどないしたん?」

「…あいつ影薄いから」

この時、はやてはザフィーラが不憫でしょうがなかったと語る



[19922] 後先考えない転生者が本人に申し訳なくてトニーと名乗るようです。(リリカルなのは)【ネタ】
Name: パカ◆7ba89201 ID:f4909370
Date: 2010/08/07 12:38
キモ妖精をイジメ抜いた後、扉のノックの音が聞こえたのですぐに扉を開けた。

見ると両頬を腫らせたロッサが立っていた。
包帯や絆創膏をはっている事から相当酷い目にあったのがわかる。

「…トニー、話が「「ヒャハハハハハ!!!何だよその面は!鬼(シャッハ)を怒らせてこぶを増やされたか?」

気がすむまで笑うと俺はロッサを部屋に招き入れた。

ロッサは笑われて気分を害したようだが、話す事を優先して口を開いた

「近親相姦て知ってる?」

「俺だってAVくらい見る。
それでそれがどうした?」

「…このスケベめ、シャッハに手を出したろ」

殴った。

あまりにありえない内容に体がマッハで反応した。
しかし向こうも予想していたのかあっちも手を出してきた。

クロスカウンターだ

狙いすましたように互いの腫れた頬に叩き込み、
あまりの痛さにお互い部屋を転げ回る。

ようやく痛みが治まって俺は口を開いた

「…テメェェェ!俺を殴りやがったな!」

「…僕には殴られる理由がないからね」

「いや!お前は殴られて当然だろ!」

こんな事を言い出すコイツの神経が理解出来ない。

「何でそんな考えにいたった?理由を言え!!」

「理由はいくらでもある。」

…マジで?

「一つ、君に対してやたら優しい事」

「兄弟だからな」

「二つ、二人で出かけるのが多い。買い物、外食、そして対して理由もないのに二人っきりで部屋の中でお喋りしたりとにかくフラグを回収しまくってる事。
昨日お弁当貰ってたろ?何と言う王道!もげろトニー!!」

「フラグいいやがったぞ。このエロゲー野郎。
別にいいだろ兄弟何だから…ってちょっと待て何でそんな事知ってんだ?」

「そして三つ」

「スルーしやがった!?」

「昨日の僕のお仕置きだ、何で君の怪我はそんなに軽いんだよ?」

「シャッハの気に障る事でも言ったんじゃないのか?よく思い出せ」

昨日の事

「クソ!何で僕の方にくるんだ!」

「貴方を一度見失えば情報戦になります。しかし無限の猟犬がいる以上私に勝ち目が…聞いてますか?ロッサ」

自分が喋ってるのに何やら一人言を言うロッサに声をかける
が反応が返ってこない

「…わかったぞ。近親相姦だな!だからトニーに甘いんだ!シャッハ教会の修道女が弟との爛れた関係になるのは如何なものかと…」

昨日の事 終了

「そこからは記憶がない」

「自業自得だろ!ボケ」



[19922] 後先考えない転生者が本人に申し訳なくてトニーと名乗るようです。(リリカルなのは)【ネタ】
Name: パカ◆7ba89201 ID:f4909370
Date: 2010/08/09 16:25
頭が痛い。
胃がムカムカする。

原因ならわかってる目の前のコイツのせいだ

「クソ!シャッハめどうしてくれるんだ!こんな顔じゃ外に出られないよ。今日はリアルにデートがあるのにゲームを壊しちゃうし!」

「ゲームは関係ないだろ」

「いや、ある!僕はね、デートの日の前日はデートする彼女に似たゲームキャラを攻略してからじゃないと不安で仕方ないんだ」

…本当に取り返しのつかない所までいってるらしい。

「ちなみに今日のデートの相手は坂〇智代似なんだ。キャリアウーマンなんだけどさ、喋り方とか声とかが似てて本気でグッと来た。
シャッハが襲撃して来なかったら智〇アフターやるつもりだったのに。」

「…エロゲーか」

「でもこんな顔じゃ会えないよ。」

やっぱりエロゲーか、都合の悪い事はすぐ無視する。
こういう所はカリムと同じださすが姉弟

「怪我してるのは本当何だから断ればいいだろ」

そういうとロッサがあっそうか!といった表情をして携帯を取り出した。
番号を入力して暫くするとロッサが口を開く

「もしもし、うん、実は君に言わなければならない事があるんだ…実は仕事の関係で怪我をしてしまって…今日は出られないんだ。」

エロゲー隠してたのバレて殴られただけだろ

「うん、怪我の事は心配しないで2、3日安静にしてれば治るらしいから」

2、3日でこの顔の腫れがひくかな?

「いや、お見舞いなんていいよ。君に迷惑かける訳にはいかないし、僕の事は気にしないで、明日からまた仕事何でしょ?」

なんかムカムカしてきた

「今日の埋め合わせは必ずするよ。
そうだ。今度お弁当を持って来てくれ。僕の故郷に夕焼けが綺麗な所があるんだ。きっと君も気に入る。そこで僕の昔話をしよう。楽しい事、恥ずかしい事慎み隠さず話すよ。その時に君の小さな頃の話とか聞きたいな。凄く興味がある。
あははは!そうかい?じゃあその時が楽しみだね。
本当に今日は悪かったね。
じゃあね、愛してるよ…」

電話を切り、ロッサが話かけてきた

「…ねぇ僕はフラグを折らずにすんだよね!!
僕は好感度をあげる重要な選択支を間違えてないよね!!
BAD END何てならないよね!!」

俺と電話の相手との温度差を何とかしろ!!
心でそう叫びながら言葉を返した

「大丈夫だろ」

そういうとロッサが機嫌よく

「良しこの調子で後2人電話しよ」

なんて言い出した

テメーがもげろロッサ



[19922] 後先考えない転生者が本人に申し訳なくてトニーと名乗るようです。(リリカルなのは)【ネタ】
Name: パカ◆7ba89201 ID:f4909370
Date: 2010/08/10 14:41
計三回、奴は電話をしたが一人一人の応対の仕方が違った。

最初の相手は優しく語りかけるように話、二人目は語尾を強く喋りワイルドな感じに喋ってみせ、三人目は相手に甘えるように話し掛けていた。

ロッサは電話の相手によって完璧に別の自分を演じている

何でこんな事をするのかというと
女に好かれるためらしい

ロッサ曰く女性というのは男に夢を見ているらしく。
ワイルドな男がいい、優しい男がいいなど。
男にそういった夢を抱いているらしい。

ロッサの奴はそれを敏感に察知し女が求めている理想の男を演じているのだそうだ

何でそんな事が解るんだ?と聞いたら

君のおかげだよと答えた。
多分、ガキの頃に渡したギャルゲーの事をいってるのだろう、つーかあれやってたら解るようになるのか?

「さあこれで大丈夫だね」

ロッサが清々しい面容でそんな事をいいだした…ムカつく

「浮気の現場見られて全員と別れちまえ」

「大丈夫、デートしてる時に他の子と鉢合わせする事はないよ」

「何でだよ?」

「ちゃんと見てるからね」

「見てる?まさかお前…」

「僕のレアスキルは天命だと思うんだ」

「それ犯罪だろ!!」

マジでヤバい方向に向かってる

「大丈夫だよ。トイレやお風呂を除くようなそんな外道じゃないから」

「そういう問題じゃねえ今すぐヤメロ!!」

「やだね。日常生活で彼女達の好みを知るためだ。これは譲れない」

ヤバい!ヤバすぎるこれでもしロッサが捕まる事になったら…

想像

「アコース査察官捕まったらしいわよ」

「え!?何で?」

「何でも彼女の家覗き見した挙げ句、レアスキルでストーカー紛いの事したんですって」

「うわあ幻滅、何でそんな風になっちゃたの?」

「確かアコース査察官の教育係はシャッハさんらしいけど教え方に問題あったんじゃないの?」

「何か、やらしい事でも教えたんじゃない?」

想像終了

「…許せねぇ」

そうなったらマジで教育係だったシャッハのモラルまで疑われかねない。

弟として見過ごせない
だがこいつを殴っても変わらないだろう。
俺は一か八かの賭けにでた。
失敗すればロッサがより深みにはまるが成功すれば女に対して少し消極的になるはず

「ロッサ、普通にエロゲーやるのも飽きてきたろ。今までにないようなタイプのギャルゲーを教えてやる」

「?」

「School Daysを買え」

ヤンデレは恐いぜ



[19922] トニーとはやてとアンケート1
Name: パカ◆7ba89201 ID:f4909370
Date: 2010/08/11 20:30
「トニーは20代半ばくらい?」

何故こんな事を聞くのかわからないがとりあえず答えた

「まあそうだな」

「それはマズイなあ~。トニーも後、五年で30越えるんやからそろそろ結婚考えんと売れ残るで」

俺の婚期の心配してるように見えるが、
顔がにやけてる。

明らかにからかってやろうって面だ

「浮いた話の一つもないし、このままじゃ、そのまま一人でオッサンなってしまいそうやなぁ~」

部隊長として機動六課の激務をこなしてるはやてにとって何かしらストレスを発散したいんだろう。

しかし、それがわかってるからといって黙ってるような俺じゃない、
反撃はする

「お前にだけは心配されたくない」

「?どういう意味や?」

全くわからないといった表情を浮かべるはやて

「お前は若いが俺と大差ないってことだよ」

「大差ないって、順調にキャリア積んできたあたしと陸戦Bランクのトニーが?」

そんな訳ないだろというように俺の顔を見るがこれは色恋の話だぞ

「結婚出来るかって話にキャリア何て関係ないね。寧ろそのおかげでお前は自分の首を絞める事になってる。
それだけじゃないお前には致命的な欠陥が二つ、
あと生まれる時代を間違えた事」

「生まれる時代を間違えたってどういう事?」

「高町と執務官さんと同じ時代に生まれたことだ」

「?」

「高町、執務官さん、そしてお前この三人は有名だがこの中でルックスが微妙なのは誰だと思う?」

「…えーと」

頭を抱えて考え始めるが俺がバッサリと切り捨てる

「何悩んでんだ、お前に決まってんだろ」

「ちょっ酷っ!?あたしかもとは思っとったけど、そんなハッキリいう!」

キーっと猿のように怒るが俺はそれを宥めて話を続ける

「まあ落ち着けこれはお前ら三人の中ではって話だ
俺的にはお前は十分かわいいと思う胸をはれ」

そういうとはやては顔を赤くしてうろたえ始めた。
滅多に見ない仕草だ

「え?いや、うーんと…ありがとう」

ボソッといった一言はとても可愛らしく見える

「まあ化け物じみた美貌を持つ友人をもつためにお前は影の薄い存在になってるんだが問題はこの次二つの致命的な欠陥についてだ」

今までは黙っていたが意を決して話始める

「見た目微少女、頭脳はオッサン、痴漢少女はやて…まあつまり心がオッサンだから男は寄り付かないっていいたいんだ」

心がオッサンの少女と結婚したがる奴はいない



[19922] 後先考えない転生者が本人に申し訳なくてトニーと名乗るようです。(リリカルなのは)【ネタ】
Name: パカ◆7ba89201 ID:f4909370
Date: 2010/08/13 09:33
鬱ゲーをロッサに進めている間、
部屋をノックする音がなる

その音に反応してトニーは扉をあけた

「…おはようございます」

シャッハだった

扉を半分も開けていない内にシャッハだと理解した瞬間、腫れた顔面を壁に勢いよくおっつけて扉を半開きにする
シャッハは俺のいきなりの行動に驚いたようだがそれを無視して俺は口を開いた

「何のようだ」

「…あの、その…怪我の容態が気になりまして」

それを聞いて俺は眉をしかめるとシャッハは表情を雲らせた。
眉をしかめたのは別にシャッハのせいじゃない

ただ…

(うわあ怪我した頬隠したよ。何気に優しいし、この女こまし!)

部屋の中にいるロッサを殴りたくなっただけだ

しかもわざわざ俺に
念話で話かけるのがさらにムカつく

「怪我は大丈夫ですか?」

「問題ないさ」

そこで会話が終わった。

暫く沈黙した後再びシャッハが話始める

「昨日の話何ですが、やはり理由は話てはくれませんか?」

「言ってもわからないさ

そういうと表情が更に雲った

「…姉弟なのに」

「姉弟って言っても血が繋がってるわけじゃない」

「血が繋がってなくとも家族だとは思っています」

うれしいことを言ってくれる。
正直照れ臭いが
胸の辺りがじんわりと温かくなって悪い気はしない

「あーその、俺もそうは思ってる。けどこればっかりそういう問題じゃないんだ。意地になってる理由だってくだらないし、昨日は俺も…その悪かった謝るよ」

「…トニー」

空気がだんだん柔らかくなっていくのを感じる

しかし…

(モゲロモゲロモゲロモゲロモゲロモゲロモゲロモゲロモゲロ)

ロッサは空気を読めないらしい。

そして…

(パジェロパジェロパジェロパジェロパジェロパジェロパジェロ)

お前は何やってんだあ!!

いつの間にかごみ箱から復活していたジャンヌがテレビを見ながら念話で語りかけてくる。

テレビではダーツをやってるようだ正直ウザすぎる

「一応、釘を刺しとくが昨日の事は引きずるなよ。怪我したのは最初から大技、使った俺が悪いんだからな」

そういうとロッサがまた話かけてきた

(釘ならとっくに刺してるんだろ下のほうで!)

ロッサ死刑

「悪いけどシャッハ今日は帰ってくれないか」

それを聞いてシャッハがうろたえるが意地でも帰ってもらおう
シャッハが帰ったら非殺傷設定を解除して拳という名の殺傷設定にチェンジだ



[19922] 後先考えない転生者が本人に申し訳なくてトニーと名乗るようです。(リリカルなのは)【ネタ】
Name: パカ◆7ba89201 ID:f4909370
Date: 2010/08/18 03:27
魔法を使うとシャッハがやってくるので俺とロッサは拳で殴り合う事にした。

ロッサの数々の許せぬ発言、その怒りを拳にこめてロッサに叩きこんだ

無論、ロッサは抵抗するが俺の敵じゃない!

事、一定距離での足を止めた打ち合いを 俺はシャッハ相手に20年繰り返してきたのだ

模擬戦を一日一回で数えたとしても一年分では足りないほど

逃げずに打ち合い、ようやく最近になって15分持つ様になった。

そしてもうひとつ医者にすげえ!と太鼓判を押された物もある

それは動体視力と反射神経だ。

特に反射神経は0.06秒と並外れてるらしい

通常人間の限界は0.1秒が限界らしいが遥かに稀だがトップアスリート達の中ではそれを越える人間がいるらしい。

俺もその仲間入りだ

ロッサの微妙な肩の動き、視線の動き、足の運びなどを優れた動体視力でおおよそ攻撃の種類の検討をつけ、並外れた反射神経でそれに対応する。

避ける事に関して特化した能力と言える
ジャンヌが言うには半魔にはなれない代わりに人体の能力を強化したらしい、体は勿論、五感などもヤバい

どっかのテレビでみたモンゴル人並の視力、
食えばスパイスから使ってる食材を一瞬で看破する味覚、
犬並とはいかないがそれに近い嗅覚、
触ればバストからウエスト、ヒップ全てを正確に計る事ができる触手…間違えた触覚、
そして三つ離れた分厚い壁の向こうからでもロッサのエロゲーの音声を拾うことが出来るこの聴覚、

マジこれの性でわざわざ俺は部屋を替えて物置き部屋を改造して今の部屋を作り出したんだ。

どうだ?凄いだろ?俺のチートな肉体は?


魔法には全く関係ねーけどな!!!!!

とまあ殴り合いを始めた時点でロッサに勝機はない

え?ロッサはどうしたって?

寝てるよ、一発も貰いたくなかったからな。
避けに徹してカウンターばっかり狙ったから暫くは起き上がらない。

結果完勝

一発も当てさせず沈めたチョロイ

これのおかげでヴィータとシグナムの時もこの避ける技術の高さから逃げる事が…

ヤバッ!?

「明後日、六課だ。どうしよう…」

行きたくねえと思っているとジャンヌがこっちに飛んできた

「いや~凄っかったですねトニーさん」

「こんな奴に無双しても意味ねえ」

明後日にはもっと強敵が…

「いや、違います」

「?」

「さっきパジェロを当てた人が」

「お前はさっきから何言ってんだ!!」



[19922] お酒と俺とシグナムと夢
Name: パカ◆7ba89201 ID:f4909370
Date: 2010/08/18 15:01
「…70ちょいくらいだな」

夜のベルカ領で二人の酔っ払いが歩いている。

一人は顔はほんのり紅くほろ酔い状態でもう一人は片方に肩を借りる形で足元が覚束ない。
へべれけ状態だ

「そうかな?僕にはもっと大きく見えるよ?」

「ありゃパッドだよ。貧相な胸をパッドでカバーしてるのさ」
女性が聞いたら鉄拳が飛んできそうだ

「だが構わない。そのパッドの下の胸を揉みたい」

…いや訴えられそうだ

「じゃあ、あの子は?僕的にセーラー服とか似合うと思うんだ」

「74ってとこか、セーラー何てどうでもいいその先の神秘を揉みたい」

酒のせいか言動がエロい方向一辺とうだ。
悪酔いすると彼がエロい話に流れるのを長い付き合いで知ってる。
それを知ってるからこそロッサはトニーを飲みに誘ったと言える

トニーの観察眼で女性の3サイズを計る事が出来てロッサは御満悦だが

「アコースか」

という台詞に肝が冷えた

「やあシグナム。はやてはどうしたんだい」

「主はカリム殿と話をしている。」

時間がかかるらしくはやてが街を歩いてみたら?と提案したらしい

「そちらの男は?」

「ああ彼は…」

トニーはいきなり自分の足で立ち始めた。そして…

「ベイビーちゃーんー」

両手を広げシグナムに近づいてゆき

「サイコーだ!」顔に

「イイね!」胸に

「グッときた!」尻に顔を近づけて言い放つ

その後のシグナムの反応は速かった。
騎士甲冑を纏いデバイスを展開して斬りかかった

これ以上ないほど顔が歪んでいる

しかしトニーはそれを後ろに飛んで避けるくるくると側転しながら地面に着地しニヒルに笑って見せるトニーが不覚にもカッコイイ

一撃を避けられたシグナムが距離を詰め連続で斬り付けるが

避ける避ける避ける避ける避ける

後ろに下がりながらそれを最小限の動きで避ける

これには流石にシグナムも驚いてみせたが同時にシグナムの闘争に火をつけた

剣を振る

しかし今まで1番鋭く速い一撃がトニーの胴をなぐ

トニーはそれをマトリックス避けでかわしたがそれだけじゃないシグナムに熱い何かが降り懸かる

熱い何かはトニーの口から噴水のように吐き出されたゲロだ

異臭ゲロまみれになったシグナムは呆然とし、その隙にトニーは逃げ去った

ーーーーーーーーーーー
夢を見たやたら現実見のある夢

「何でこのタイミングでこんな夢見るんだ…」

明日は初六課勤務



[19922] 後先考えない転生者が本人に申し訳なくてトニーと名乗るようです。(リリカルなのは)【ネタ】
Name: パカ◆7ba89201 ID:f4909370
Date: 2010/08/20 15:57
現在機動六課詰め所の前にタクシーが停まった。

ドアが開かれ、そこからは荷物をいくつも持った長身の男が出て来た。
管理局の制服の上から紅いコートを羽織り、顔を包帯で幾重にも巻いている。
普段何も手を加えられていない髪は今日に限ってオールバックにしているトニーだった。

「…お客様、勘定を」

声をかけたタクシーの運転手の声が震えている

無理もないミイラ男のように包帯をグルグル巻きにし、そして何より…

背中にぶらさげてる刀が恐ろしい。

ただのコスプレイヤーならいいがもしヤバい奴だったら向こうの機嫌をそこねた瞬間に斬られるかもしれない。

客にお金を払って貰う何ていつも通りの事なのに妙に緊張してしまう。

トニーは財布を取り出し中身を確認する、トニーの財布の中身は運転手の眼にもハッキリと解るくらいに札が詰めこまれている

とりあえずそれを確認した。運転手はホッとしたどうやら仕事は無事こなせそうだと、

しかし…

「ツケで頼む」

この一言に凍りついた
職業柄、ツケで頼むと言われてはいそうですかと引き下がれない。

だがそれを抗議していいものか
なんせ目の前の男は金を持ってるのだ

しかもタクシー代何て鼻で笑える程の大金を
しかし払わない。
あれだけの金を持ってるのに…
イカレテルコイツハヤバイ

「あのぅ…」

そんな時もう一人の客が声をかけてきた
小さい妖精のような客
観ると手にお金を握っている

運転手は話のわかる妖精に感謝してその場を去った…

「何でお金持ってるのにツケ何ですか…」

「ダンテが大概ツケで払ってたからだよ。ピザとか」

「やめてください。私凄く恥ずかしかったんですよ」

トニーは周囲に目を向けているジャンヌの声はとどいてないようだ
ジャンヌはため息をついて中に入る事を促すがトニーが六課の建物を睨みつけながらいきなり荷物を手前に投げ、背の刀を手にもち始めた

「折角の景色があんな建物があるせいで台なしだ」

左手に持った鞘から刀を勢い良く引き抜く
風が舞い周囲に風の波紋が波打つ
そこからは

斬る斬る斬る斬る斬る斬る

風を裂き空気を斬る

最後に力強くふるった後、刀を逆手に持ち替える、建物に背を向け静かに鞘に納めた
金属が擦れ合う小気味よい音が今までの剣舞の終了の鐘となった

「…気は済みました?」

「…ああ」

建物を観るが特にかわってなくため息をつきながらトニーは歩き始めた



[19922] 後先考えない転生者が本人に申し訳なくてトニーと名乗るようです。(リリカルなのは)【ネタ】
Name: パカ◆7ba89201 ID:f4909370
Date: 2010/08/21 03:32
「イメージの中じゃフォルトゥナの地獄門みたいに袈裟掛けに真っ二つになってるんだけどなあ、
ダンテが閻魔刀で六課の隊舎真っ二つにしてくんねーかな」

「そんな事ありえません。いい加減覚悟決めちゃってください。いっそ開き直る方が心が楽ですよ?」

「楽にか…確かにリアル地獄門(六課隊舎)に入っちまえば楽に逝けるだろうな」

正面玄関を前にしてトニーの足どりは重い、
無理もない入ってしまえば酷い目に合うのは確実だからだ…

ーーーーーーーーーー

「ギルバという者だ。八神二佐にお会いしたいんだが」

玄関に入ってからすぐさま受付嬢に声をかけた

既にアポを取っていると伝えて今はやてに確認を取っている。
最初かなり警戒しているようだった。
無理もないミイラ男のように包帯をしているのだ警戒もするだろう

俺がさっきの受付嬢の事を考えているとジャンヌに声をかけられた

「何で偽名なんですか?」

「本名だと騎士達に感ずかれるかもしれない」

「ちょ!?無理!!無理ですよ!顔をみられないように包帯して髪型も替えてシグナムさん達に気づかれないようにしているのはわかりましたけど、
偽名は無理!はやてさんにバラされて終わりですよ!!」

大丈夫だはやては空気が読める奴だ…たぶん

「八神二佐に確認を取りました。ギルバという人物は知らないとおっしゃっていますが」

「きっと忘れてるんだろ?とりあえず合わせてくれ会えば俺を思い出す」

「できません。それよりその背中の物、質量兵器じゃないんですか?」

俺の背中に刺さてっる物を指さして言った

「質量兵器じゃない。刀だ」

「つまり刃物ですよね?質量兵器じゃないですか」

「質量兵器じゃない。閻魔刀だ」

そういうとお互い暫く「…」と沈黙した

「背中の物調べてもよろしいですか?」
「やだ。俺の所有物だぞ」
「少し調べるだけです」
「いやだね」

あまりに食い付くのでそいつから離れようと背を向けたが足が止まる
物凄いスピードで自分の目の前に何かが現れたからだ

「執務管のフェイト・T・ハラオウンです。今すぐ武装を解除してこちらの指示に従いなさい」

バージルフェイト見参

最初後ろには誰もいなかった。しかし一瞬で自分の目の前に現れてみせた

リアルエアトリック

え?スピードムーブ?しらねーな

とりあえず目の前にいる執務管さんに一言返答した

「ちゃだ」

小憎たらしい顔をして



[19922] 後先考えない転生者が本人に申し訳なくてトニーと名乗るようです。(リリカルなのは)【ネタ】
Name: パカ◆7ba89201 ID:f4909370
Date: 2010/08/21 13:18
話を聞くつもりのなかった俺に煮え切らなくなったジャンヌが俺の背中の刀を奪い執務管さんに渡した

抗議する俺に対してジャンヌが必死に執務管さんの指示に従うように説得しに来たので渋々それに従った

別の部屋に呼ばれ、刀を調べ俺の身元を確認しある程度尋問して今にいたる…

部屋の中はとてもシュールな光景だ

犯罪を犯し取り調べを受けてるハズのトニーが組んだ両足をテーブルの上にのせ危険と判断された刀を手に持ち、刃を指で弄んでいる

対するフェイトは肩を縮こませ顔を俯かせ、眉をハの字にして上目遣いでこちらを伺っている。
これ以上ないくらい申し訳なさそうだ

トニーは空いてる腕をフェイトに見せ付けるように突き出し、突き出した腕に刀の刃をそえて鋸で木を削るようにギコギコと腕を上下に削る

刀が上下運動をする度にフェイトの目尻に涙が溜まっていき、今にも謝ってきそうだ

暫くして動きを止めて刀を腕から離すが
皮膚は刀で擦ったせいか少し紅くなっているが全く斬れてない
当たり前だ。この刀は時代劇に用いる演舞刀なのだからアルミ性の刀で人が斬れる訳ない

少し紅くなった腕をフェイトの前に見せ付けるように突き出しそして…

「斬れてないッスよ?」

長州小力の真似をした

「っ本当にゴメンなさい!!」
「フェイトさんは謝らなくていいですよ。悪いのはトニーさん何ですから」

「俺の何が悪いんだ?」

「所持してる物から見た目を合わせた全部です!!」

「何の事だか全くわからないな、後俺の事トニーって呼ぶなギルバと呼べ」

「え?今日六課に配属されるトニーさんじゃないんですか?」
「確かにそうだ。だか六課で生き残るために偽名を名乗る必要があるんだ。あんたも俺の事ギルバってよんでくれ」

そういうとフェイトが「…はあ」と曖昧な返事をした

「そんで何で俺を捕まえたんだ?」

「…隊舎の外でミイラ男が刃物を振り回してるという連絡が入りまして…それで来てみたら貴方が受付で揉めてるのを確認してそれで…」

「エアトリックで俺の前に出て来たって訳か」

「え?違っ!?私が使ったのはスピードムーブ…」

「ビックリしたね、エアトリックでいきなり目の前に現れたからな。流石リアルバージル」

「え?バージル?じゃなくて!私が使ったのはスピー「「しかし今日は厄日だなまさか初勤務で勤務先にしょっぴかれるとは…?それでスピーがなに?」

「…何でもないです」


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