菅直人首相は21日、京都市を訪れ、京都府などの運営する総合就業支援拠点を視察した。視察後、記者団に「週明けにはいろんな意見をまとめて、これからの経済対策をとりまとめる段階に進めていきたい」と述べ、追加経済対策の検討を急ぐ考えを示した。
首相はまた、政府の緊急雇用対策本部の「新卒者支援チーム」に寺田学首相補佐官らを加えて「新卒者雇用・特命チーム」に拡充し、24日に初会合を開く方針も表明した。
雇用や福祉の現場視察の第2弾。9月の代表選に向け、地方の党員・サポーター票を意識しているとの指摘もある。【笈田直樹】
毎日新聞 2010年8月21日 20時58分