菅首相:改めて続投表明 大敗後初の閣議

2010年7月13日 12時23分 更新:7月13日 14時4分

 参院選で与党が過半数割れしてから初めての閣議が13日午前、首相官邸で開かれた。菅直人首相は続投する意向を改めて表明した。ただし、枝野幸男民主党幹事長ら党執行部の留任については、北沢俊美防衛相が「党全体として選挙を戦って負けたということなら、なにがしかのけじめは必要だ」と述べるなど、一部に不満もくすぶっている。

 首相は閣議の冒頭、自らが提起した消費税引き上げ論議を念頭に、「自らの発言が唐突感を与えてしまい、(候補者に)重い選挙をさせてしまった。これを新たなスタートにして頑張りたいので各閣僚は国民の負託に応えられるよう精進してほしい」と指示した。

 首相の続投については、異論は出なかった。しかし、今回の参院選で当選した北沢防衛相(長野選挙区)は「勝敗のカギを握る1人区に戦略展開できなかったのは大きな間違いだ。反省の余地はある」と、党執行部を批判し、責任は免れないとの認識を示した。【坂口裕彦】

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