2010年6月23日 5時49分 更新:6月23日 9時39分
【ルステンブルク野村和史】サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会第12日の22日、各地で1次リーグA、B組の最終第3戦が行われ、B組はアルゼンチンと韓国が決勝トーナメント進出を決めた。韓国は今大会のアジア勢で、初の1次リーグ突破を果たした。A組はウルグアイとメキシコが突破し、開催国の南アフリカと前回準優勝のフランスが敗退した。
B組の韓国は李正秀(鹿島)の得点などでナイジェリアと2-2で引き分け、1勝1分け1敗の勝ち点4で2位通過した。アルゼンチンはギリシャを2-0で降し、3戦全勝で1位通過した。
A組は南アフリカはフランスを2-1で破り、勝ち点4でメキシコと並んだが得失点差で及ばず、開催国として初めて1次リーグ突破を逃した。メキシコを1-0で破ったウルグアイが1位通過し、フランスは最下位だった。
決勝トーナメント1回戦ではアルゼンチンがメキシコ、韓国はウルグアイと対戦する。
○…ともに譲らず、引き分けた。ナイジェリアは前半12分にウチェが先制点を決めたが、韓国は前半38分、左FKに李正秀が右足で合わせて同点。勢いに乗る韓国は後半4分に朴主永の直接FKで逆転したが、ナイジェリアも後半24分にPKを決めて追いつく意地を見せた。ナイジェリアは勝てば16強入りの可能性もあったが、GKとの1対1など決定機を逃したのが響いた。
○…主力の一部を休ませたアルゼンチンだが、相手の守備に手を焼きながらも、最後に地力の差を見せた。アルゼンチンは後半32分、左CKから最後はデミチェリスが押し込んだ。終了直前にはメッシのシュートをGKがはじいたところに、途中出場のパレルモが詰めた。ギリシャはロングボールを多用して反撃を試みたが、ゴール前の迫力に欠け、シュートの精度も低かった。