気は確かか！？４９歳にしてダンナに内緒でＡＶに出ちゃった

●宇治絵美さん

　７０年代の人気深夜番組だった「１１ＰＭ」。ちょっとエッチな雰囲気がたまらなかった。中でも火曜日の名物コーナー「秘湯の旅」を楽しみにしているオトコは多かった。リポーターのうさぎちゃんが全裸で全国各地の秘湯を紹介、「効能」という言葉は流行語にもなった。きょう登場の宇治絵美さんは、うさぎちゃんのひとり。今どうしているのか。

「８月１７日に２作目のＡＶ『宇治絵美の新・猟奇白書』（ルビー）が発売されたの。これ、団地妻のレイプ物で、撮影中、だんだん感じてきちゃって、途中から演技なのか本気なのかわかんなくなっちゃった、フフフ」

　黒の帽子に黒のツーピース、それに黒の靴と黒ずくめの宇治さん、こう言うとニッコリ笑った。

　エッ、ＡＶ！？４９歳、気は確かか！？

「失礼しちゃう。熟女ＡＶはね、根強い固定ファンがいて、ちょっとしたブームなんだから。ワタシなんかモテモテよ」

　デビュー作は５月にリリースされた「復活！うさぎちゃん　秘湯初本番！」（ルビー）。伊豆は稲取温泉の旅館で、２４年ぶりに「効能は……」とリポートしたそうだ。

「本番あり、３○フ○ラありでしょ。若い男優さん２人と燃えまくりだったわ。温泉と若いエキスの効能で、お肌もツヤツヤになったし、フフフ」

　京都府宇治市生まれの宇治さんは地元高校を卒業後、勝新太郎の勝プロ養成所の研究生に。

　８２年、キャバレーのホステス役でデビューし、その後もＴＶドラマを中心に脇役で活躍。うさぎちゃんにも抜擢された。

「そうこうしてるうち、ピンク映画からお話いただいて、最初に脱いでおけば、どんな仕事の依頼がきても迷うことはないと思って、バ〜ンと出たわけ」

　記念すべき第１作は大蔵映画の「覗かれた女子寮」。そこでの脱ぎっぷりの良さと明るいキャラが評判になり、「舌技かまきり」「特訓！名器ゼミナール」「産婦人科人妻異常体験」など１４本に出演した。

「日活ロマンポルノからお誘いがあったのよ。でも、日活はピンクと違って、大々的に宣伝するじゃない。で、お母さんに“ご近所に知れると恥ずかしい。それはやめて”って懇願され、お断りしたの。もし出てたら、ワタシの人生、変わってたかもね」

　２９歳まで女優を続け、結婚のために引退。大学に通う２０歳のひとり息子がいる。

「２月頃かな、熟女ＡＶのお話をいただいたのは。最初はお断りしてたんだけど、熱心にお誘いを受けたものだから、もうひと花咲かせてみようかな、と気が変わって。ダンナ？もちろん、言ってません。キッパリ、ナイショです。ウチのダンナはＡＶ見るタイプじゃないし、ワタシ、普段からいっぱいサービスしてる。だから、大丈夫よ、フフフ」

　住まいは、「関西」とだけ教えてくれた。

（日刊ゲンダイ2010年8月19日掲載）