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海保ヘリ墜落 副機長が主に操縦か 機長認定訓練中

8月21日12時12分配信 産経新聞

海保ヘリ墜落 副機長が主に操縦か 機長認定訓練中
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墜落した海上保安庁のヘリコプター「あきづる」(海上保安庁提供)(写真:産経新聞)
 香川県多度津町の佐柳(さなぎ)島沖で第6管区海上保安本部広島航空基地所属のヘリコプター「あきづる」が墜落した事故で、事故当日、副機長の高橋仁さん(38)が主にヘリを操縦していた可能性があることが21日、同本部への取材で分かった。高橋さんは同型機の機長認定を受けるための訓練中だった。

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 同本部によると、ヘリが同基地を出発する際、前部にある2席の操縦席のうち、通常は機長が座る右側の機長席に高橋さんが座り、反対側の席に機長の藤本雅士さん(41)が着席。墜落後の機体からも、高橋さんは機長席に座った状態で見つかった。

 高橋さんはあきづると同型の「ベル式412EP型」の機長認定を目指していたといい、当日も認定に必要な飛行時間を重ねるための訓練飛行を兼ねていた可能性がある。

 高橋さんは海上保安庁で約11年の飛行歴のあるベテランだったが、ベル式412EP型の飛行時間は10時間程度だったという。同本部は「事故当時、どちらが操縦していたかは分からないが、高橋さんは経験豊富で、事故に影響したとは考えられない」としている。

 一方、ヘリが事故直前に行っていた司法修習生向けのデモンストレーション飛行をめぐっては、6管本部の幹部が事故直後に事実関係を把握しながら公表しない方針を決め、同本部の林敏博本部長もこれを承認していたことも判明した。

 21日朝の会見で、中村清次長は隠すつもりはなかったとする一方で「組織的な隠蔽(いんぺい)と受け取られても仕方がない」と話した。

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最終更新:8月21日13時25分

産経新聞

 

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