個体数の急減が指摘されるスズメを増やすため、瑞穂町が6月に設置した巣箱で、営巣と羽化が初めて確認された=写真。
町は6月から、町内の公共施設の外壁などに職員手作りの木製巣箱の設置を進めており、現在11カ所に計16個を取り付けた。このうちシルバーワークプラザ(同町二本木)の巣箱で7月下旬、スズメが巣材を運ぶ姿が見られ、19日に営巣と羽化が確認された。
「スズメの繁殖期は春なので、この時期に繁殖するとは予想外。スズメの世界はよほど住宅難が深刻なのでしょう」と町職員。今後、町立小学校などに巣箱設置を広げていくという。