土木工事の中堅、才田組の持ち株会社、サイタホールディングス(福岡県朝倉市)が19日発表した2010年6月期連結決算は、純損益が前期の400万円の赤字から5800万円の黒字に転換した。減収だが、社長の親族が経営する会社から事業継承料などとして受け取った約2億5千万円の特別利益が貢献した。
売上高は4.3%減の35億円。公共事業の減少で受注が減り、建設資材の販売も振るわなかった。社長の親族の会社はアフガニスタンでの道路工事で利益を上げた。かつてサイタがパキスタンで使っていた設備を引き継いでいるという。