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「カリスマ女性社長」の服飾会社、融資300億円超焦げ付き 大型経済スキャンダルに発展か (1/2ページ)
このニュースのトピックス:企業・経済事件
中国に生産工場を持つ服飾卸売会社「U.F.O.」(谷絹子社長)と関連会社が、メガバンクを含む金融機関10社以上から300億円を超える巨額融資を受け、ほぼ全額が焦げ付いていることが20日、関係者への取材で分かった。同社は、焦げ付き分を含め負債総額約360億円を抱え大阪地裁で民事再生手続き中だが、融資後の資金の流れが未解明とされ、大型経済スキャンダルへの発展する可能性もある。
関係者によると、UFOと、谷社長の夫が経営していた関連会社「GFS」(解散)は、金融機関からそれぞれ約240億円、約64億円の融資を受けていたが、UFOは今年4月に再生手続きの開始決定を、GFSは3月に破産手続きの開始決定を、いずれも大阪地裁で受けた。
関係者によると、UFOは谷社長が昭和61年に創業。登記上の本社は東京だが、主に大阪に拠点を置きつつ、上海や北京で国内外の衣料品のOEM(相手先ブランドによる生産)を展開していた。