道警巡査長を窃盗罪で起訴 留置人の金盗む札幌地検は20日、勤務先の留置場で管理していた留置人の現金を盗んだとして、窃盗罪で北海道警本部留置管理課の巡査長渡部大樹容疑者(36)=20日付で懲戒免職=を起訴した。 起訴状によると、渡部被告は6月16、17の両日、当時勤めていた札幌市西区の道警琴似留置場で、複数の留置人から預かっていた現金計1万2千円を盗んだとしている。 道警監察官室によると、調べに対し渡部被告は「ゲームやパチンコで浪費し、消費者金融に約500万円の借金があった」と供述。起訴内容のほかに、同様にして延べ20人から17万8千円を盗んだとも供述しているといい、裏付けが取れ次第、追送検する。 留置人の現金は留置場の保管庫で管理。渡部被告は、留置人から日用品の購入を頼まれた際などに現金を余分に抜き取り、帳簿には架空の支出を記入していたという。 【共同通信】
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