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社民・又市副党首が辞表提出 福島氏の求心力低下必至

 社民党の又市征治副党首
 社民党の又市征治副党首

 社民党の又市征治副党首が先月、福島瑞穂党首の下では党再建は不可能だとして副党首の辞任届を提出していたことが19日、分かった。福島氏は同日、国会内で又市氏と会い慰留したが、又市氏は翻意せず、辞表は党首預かりとなった。

 社民党では党首候補と目された辻元清美前国土交通副大臣が離党したばかり。又市氏は当面は党にとどまる意向だが、相次ぐ幹部の離反で福島氏の求心力が一層低下するのは避けられない。

 又市氏は民主党の小沢一郎前幹事長や輿石東参院議員会長とも近く、民主党との協力関係を再構築し、連立政権への復帰を模索すべきだとの立場。今後の民主党との関係にも影響を与えそうだ。

 関係者によると、又市氏は敗北に終わった参院選の責任を取って、自らを含む党三役が総辞職し党再生への決意を示すべきだと主張。しかし福島氏や重野安正幹事長は総辞職に反対し、又市氏は7月末、「党再建への提言が聞き入れられない以上、党首を補佐できない」と、福島氏に辞任を申し入れた。

 又市氏は2001年に参院比例代表で初当選し当選2回。03年から07年まで幹事長を務めた。








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