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東京都大田区羽田のアパートで、生きていれば104歳となる三石菊江さんの長男(64)が「母親は約9年前に死んだ」と話し、部屋から三石さんとみられる白骨化した遺体が見つかったことが20日、警視庁蒲田署への取材で分かった。遺体の一部は粉砕されていたが、頭がい骨はそのままの形だった。蒲田署は年金を不正受給していた疑いで捜査を進めている。
蒲田署捜査幹部や大田区などによると、所在確認できない高齢者を調査していた大田区の職員が12日に長男を訪ねた際、「母親は元妻がいる新潟県に行っている」と説明。しかし、区が調べたところ、三石さんが新潟にいなかったことが分かり、18日に長男に伝えると、長男は翌19日に区役所を訪れ、「母親は9年前に死亡していて、骨を持っている」と話した。
大田区は19日、蒲田署に届け、同署員が部屋の隅にあった赤色のリュックサックからビニール袋に入った白骨化した遺体を見つけた。区では、8月5日から高齢者の所在確認を実施。三石さんに介護保険や医療記録がなかったことから、数回にわたって自宅を訪問していた。
長男が蒲田署にした説明によると、01年6月12日、当時住んでいた東京都文京区大塚の平屋建て家屋に帰宅したところ、95歳の母親は布団の中で死んでいたという。その後、においがし始めたので、遺体を布団にくるんで押し入れに入れていた。3年間ほど、遺体を部屋に置いていたが、その後、借地代が払えなくなったため、04年5月に大田区に引っ越し。長男は「引っ越す数日前、ミイラ化したので風呂場できれいに洗った。持ち運べるように骨を金づちで細かくして引っ越しのときリュックに入れて持ってきた」と話したという。
長男は死亡届を出さなかった理由を「葬式代がなかった」と説明。長男は04年5月に引っ越すまで、三石さんの年金計117万円を受け取っていたとみられ、区が100歳以上の人に支給する長寿祝い金(5万円)も07年から09年まで15万円を受け取っていた。
死体遺棄、死体損壊罪については、すでに時効が成立しているが、警視庁は長男が年金を不正に受給した疑いがあるとみて、捜査を進めている。
(2010年8月21日06時02分 スポーツ報知)
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