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日本相撲協会は20日、東京・両国国技館で臨時の理事会と評議員会を開き、12日に就任した放駒理事長(元大関・魁傑)の新体制での担務を決め、理事長の補佐役となる新設の副理事長に元東京高検検事長の村山弘義外部理事を選出した。名古屋場所で理事長代行を務めた村山氏は、組織のガバナンス(統治)の整備を主に担当する。
親方衆の新担務では、要職の審判部長に貴乃花理事(元横綱)が史上2番目に若い38歳で抜てきされた。健康面の不安や賭博問題などの引責で辞任した武蔵川前理事長(元横綱・三重ノ海)は、相撲教習所長に就任した。
協会改革を目指す第三者機関「ガバナンスの整備に関する独立委員会」から提言を受けた暴力団等排除対策案についても大筋で承認。暴力団等排除対策委員会を設置し、委員長に伊藤滋外部理事を決めた。暴力団や賭博常習者との交際禁止規定も定め、違反者には懲戒処分を科す。
暴力団関係者の観戦が問題となった維持員席については、入場券が維持員以外の手に渡ることをある程度認めた上で、厳密に運用することを決めた。入場券譲渡の際は本人の立ち会いを原則とすることや、来年度から相撲案内所への委託停止などを条件とし、ルールづくりを進める。
広報機能の強化の一環として、広報部長のサポート役を外部から公募するという独立委の案も了承。外部人員が務める監事として、元日本政策投資銀行副総裁の寺沢則忠氏(66)を2人目に加えた。
放駒理事長(元大関・魁傑)「今の状況を打破するには(副理事長の)村山先生の力をお借りするしかない。細かいことから大きなことまで、すべて相談して方向性を見つけていく」
村山弘義副理事長「理事長を補佐するのが副理事長の役目と考えている。ガバナンスの委員会から提言をいろいろといただいている。公益財団法人への移行など、どんどん整備しなければいけない。及ばずながら務めを果たしていく」
貴乃花審判部長(元横綱)「番付編成や、厳格で分かりやすい勝負判定を含めて公明正大を目指して頑張りたい。(物言いの協議説明では)お客さまが楽しんで観戦していただけるよう、自分なりに言語を考えて説明したい」
九重巡業部長(元横綱・千代の富士)「巡業開催が大変厳しい状況で、冬巡業も行われないと聞いている。1カ所でも多く巡業をできる状況をつくって頑張っていきたい」
二所ノ関広報部長(元関脇・金剛)「大相撲ファンや世間の皆さんに対し、風通しのいい、良好な関係を保っていきたい」
(2010年8月20日22時04分 スポーツ報知)
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